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五十嵐神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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五十嵐神社(いがらし・じんじゃ)は新潟県三条市飯田宮浦(越後国蒲原郡)にある神社。祭神は五十日足彦命。官社。県社。
歴史
官社「伊加良志神社」とされる。五十日足彦命(五十日帯日子王)は垂仁天皇の皇子。古事記には高志池君などの祖と記述があり、高志池君は「越の国」(越前・越中・越後)の豪族とみられる。五十嵐神社の創建は不詳。五十嵐小文治が建てたともいう。神社の近くの宮沢の地に五十日足彦命が住んでいたと伝える。鎮座地周辺は舞鶴の岡と呼ばれ、五十日足彦命の陵墓と伝える(治定外)。元は宮本の地(五十嵐館跡?)にあったが、のちに現在地に遷座。近世には若一王子、飯田神社と呼ばれた。若一王子の名称からは熊野信仰の影響が考えられる。1874年(明治7年)に社殿造営。1877年(明治10年)に村内の神社10社を合祀。1923年(大正12年)5月県社(神道史大辞典)。
「五十日帯日子命陵墓」碑がある。
(日本歴史地名大系)