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益子・西明寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2015年6月9日 (火)
西明寺(さいみょうじ)は、栃木県芳賀郡益子町(下野国芳賀郡)にある観音信仰の真言宗寺院。坂東三十三所観音霊場の第20番札所。本尊は十一面観世音菩薩。真言宗豊山派。独鈷山善門院西明寺、益子寺ともいう。(参考:同名寺院西明寺)
正暦元年(990)、花山法皇の勅願で創建。あるいは天平9年(737)に行基が創建ともいう。本尊は行基が彫ったもので元は豊前にあったという。境内は益子氏の居城跡と考えられている。当初は益子寺と称したが、のち北条時頼が本尊が唐の西明寺本尊に似ているとして西明寺と改称し、伽藍造営したという。(金岡秀友、昭和56『古寺名刹大辞典』)