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薩摩・大石神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年3月23日 (月)
大石神社(おおいし・じんじゃ)は鹿児島県薩摩郡さつま町中津川にある島津家ゆかりの霊社。祭神は戦国武将で日置島津家の祖の島津歳久(1537-1592)と、島津家に攻め滅ぼされた祁答院良重(1526-1566)。無格社。(参考:同名神社大石神社)
歴史
島津歳久は祁答院良重(渋谷良重)が追いやられた後、祁答院地区の領主となった。のち歳久は豊臣秀吉に従わなかったとして兄の島津義久によって自害させられた(平松神社を参照)。そのような悲劇的な最期から御霊信仰的な崇拝対象になったとみられ、「金吾様」の名で鹿児島県各地に祀られており、この大石神社もその一社と見られる。