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カイラス山
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2015年8月11日 (火) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
カイラス山(Kailash)は、チベット西部にある聖なる山。チベット仏教、ヒンドゥー教、ボン教、ジャイナ教の聖地。カンリンポチェ山。
チュク・ゴンパ、ディラプク・ゴンパ、ズゥトゥプク・ゴンパなどの寺院もある。ブータン王国の支配下だった。文化大革命で破壊されたが80年代に再建。チュク・ゴンパは13世紀の創建。阿弥陀如来を祀り、カイラス山を代表する寺院。ディラプク・ゴンパ(ディラプール・ゴンパ)は13世紀の創建。ズゥトゥプク・ゴンパ(ズルフク・ゴンパ )は13世紀の創建で、伝説的な詩人ミラレバが開いたという。マナサロワール湖、ティルタプリと合わせて、カイラス三大聖地という。
ヒンドゥー教では最高神シヴァの座所とされる。その妃パールヴァティーも住む。山はリンガそのものとされる。
ジャイナ教では開祖以前の23人の祖師の一人リシャバが解脱を得て涅槃に入った場所とされる
仏教では人間が住む南瞻部州の北方、大雪山(ヒマラヤ)のさらに北にある香酔山がカイラス山とされる。 チベット仏教では守護尊チャクラサンヴァラ(デムチョク、勝楽金剛、勝楽尊)、その妃ヴァジュラヴァーラーヒ(ドルジェパーモ、金剛亥母、金剛牝豚)の座所とされる。