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伊勢・如来寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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如来寺(にょらいじ)は、三重県鈴鹿市三日市町にある、善光寺如来信仰の浄土真宗寺院。真宗高田派の本山兼帯所。太子寺と共に伊勢の真宗発祥地という。院号は無礙光院、無量光院。山号は光明山。(参考:同名寺院如来寺_(同名))
歴史
聖徳太子が一光三尊仏(善光寺如来)の模像を祀ったのが起源とされる。太子寺と共に元は天台宗だった。親鸞も京都帰還の際にしばらく滞在したという。 その後、顕智が伊勢布教の拠点とした。顕智は当寺で説教したのを最後に姿を消したとされる。姿を消した7月4日を忌日として顕智を偲ぶオンナイ念仏が行われている。 専修寺11世応真が永正11年(1514)、本山兼帯所に定めた。 (『高田の寺々』、『日本歴史地名大系』)
伽藍
- 如来寺本堂:
- 太子寺本堂:
- 天台塚:天台宗時代の遺物を埋納した塚。明治維新頃まであった。廃絶。
護持寺院
三日市四院
- 良珠院:如来寺を護持
- 常超院:如来寺を護持
- 寿福院:太子寺を護持。1514年の奉加帳が伝わる。
- 摂取院:太子寺を護持