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佐土原藩招魂社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年1月25日 (水)
佐土原藩招魂社は京都府京都市東山区祇園町南側の大雲院にある招魂社。神社行政上は官祭招魂社として扱われたが、社殿はなく石碑だけが建てられていたようだ。下京招魂社。石碑の名は「豊烈曜後之碑」
佐土原藩(宮崎県宮崎市佐土原町、島津家)が創建。創建年代については『靖国神社誌』に1869年(明治2年)6月とあるが、石碑には1868年(明治1年)12月の銘がある。『靖国神社誌』の年号は政府が「招魂社」として認知登録した時点のものか。下京の大雲院にあったが、1983年(昭和58年)、佐土原高月院に遷座。東山に移った大雲院にも同年、復元した石碑を建立した。また「佐土原藩戦没招魂塚」も合わせて建てた。なお佐土原には広瀬護国神社がある。