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八幡・大乗院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2019年12月1日 (日)
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- | '''大乗院'''(だいじょういん)は、京都府八幡市の[[石清水八幡宮]]の下院にあった[[真言]]・[[南都仏教]]の寺院。廃絶。[[叡尊旧跡]]。[[善法寺]]、[[山城・金剛寺|金剛寺]]、[[法園寺]]、[[寿徳院]]と共に石清水五律家の一つで、唯一の[[西大寺]]末。[[石清水八幡宮関連旧跡]]・[[唐招提寺関連旧跡]]。'''乗神宮寺'''、'''大乗律院'''ともいう。現在の京阪八幡市駅あたりにあったという。(参考 同名寺院[[大乗院]]) | + | '''大乗院'''(だいじょういん)は、京都府八幡市の[[石清水八幡宮]]の下院にあった[[真言]]・[[南都仏教]]の寺院。廃絶。[[叡尊旧跡]]。[[善法寺]]、[[山城・金剛寺|金剛寺]]、[[法園寺]]、[[寿徳院]]と共に石清水五律家の一つで、唯一の[[西大寺]]末。[[関東祈祷所]]。[[石清水八幡宮関連旧跡]]・[[唐招提寺関連旧跡]]。'''乗神宮寺'''、'''大乗律院'''ともいう。現在の京阪八幡市駅あたりにあったという。(参考 同名寺院[[大乗院]]) |
== 歴史 == | == 歴史 == |
2019年12月1日 (日) 時点における最新版
大乗院(だいじょういん)は、京都府八幡市の石清水八幡宮の下院にあった真言・南都仏教の寺院。廃絶。叡尊旧跡。善法寺、金剛寺、法園寺、寿徳院と共に石清水五律家の一つで、唯一の西大寺末。関東祈祷所。石清水八幡宮関連旧跡・唐招提寺関連旧跡。乗神宮寺、大乗律院ともいう。現在の京阪八幡市駅あたりにあったという。(参考 同名寺院大乗院)
歴史
寛治2年(1088)に石清水八幡宮23代別当の頼清が創建。その後、承徳3年(1099)に勅願寺となる。弘安4年(1281)閏7月、叡尊は元寇に際して、大乗院で降伏の祈祷を行い、霊験が認められて当寺が与えられた。以後、西大寺末となった。別当45世良清の子の宗雅は永仁7年(1299)、出家して乗月と称し、大乗院に住した。 江戸時代には朱印50石を領した。江戸時代末には高良神社を管理していた。鳥羽伏見の戦いで焼失。神仏分離令を受け、明治2年5月、西大寺は大乗院を管轄から除外し、廃寺となった。五輪塔が善法寺に移されて残る。