准勅祭社

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-） 最終更新：2023年8月16日 (水)

2023年8月16日 (水) 時点における最新版

准勅祭社（じゅん・ちょくさいしゃ）は、明治初年の一時期のみ施行された社格の一つで、勅祭神社（現在の勅祭社とは異なる）、神祇官直支配神社の次位に置かれた。明治元年（1868）11月8日、指定された（『太政類典』）。武蔵国内の古社12社が対象となった。徳川幕府が崇敬した神社を継承したと思われる。

一覧

• 日枝神社：東京都千代田区。江戸城の鎮守。歴代将軍の産土神。天下祭。
• 根津神社：東京都文京区。徳川家宣の産土神。
• 芝大神宮：東京都港区。
• 神田神社：東京都千代田区。江戸の街の鎮守。天下祭。歴代神主は「江戸廻り神職支配」を務め、江戸の神社界の中心的地位にあった。
• 東京・白山神社：東京都文京区。徳川綱吉と桂昌院が崇敬。
• 亀戸天満宮：東京都江東区。
• 品川神社：東京都品川区。
• 富岡八幡宮：東京都江東区。
• 王子神社：東京都北区。
• 赤坂・氷川神社：東京都港区。和歌山徳川家が崇敬。徳川吉宗の産土神。
• 大国魂神社：東京都府中市。武蔵国総社。
• 鷲宮神社：埼玉県久喜市。