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古代エジプトの宗教

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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(?神々)
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== 国王など霊廟・陵墓 ==
== 国王など霊廟・陵墓 ==
*[[王家の谷]]
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==主な聖地と都市==
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[[メンフィス]]、[[テーベ]](ルクソール)、[[アレクサンドリア]]が古代エジプトの三大都市とされる(近藤二郎氏)。
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===エジプト地方===
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*[[テーベ]](ルクソール) 中王国・新王国のそれぞれ一時期の首都。古代での上エジプトの中心都市。アメンの聖地。
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*[[イチタウイ]] 中王国後期の首都。
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*[[ヘラクレオポリス]]
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*[[ヘルモポリス]]
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*[[アマルナ]] 新王国の一時期首都になった。
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====下エジプト(北部)====
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*[[メンフィス]] 初期王国・古王国と新王国一時期の首都。古代での下エジプトの中心都市。
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*[[アレクサンドリア]] 末期王朝以降の首都。古代末期から現代まで栄える。
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*[[カイロ]] 現在のエジプト共和国首都。[[イスラム教]]世界の中心都市。
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*[[ヘリオポリス]]
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*[[アヴァリス]]
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*[[ペルラメセス]] 新王国末期の首都。
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*[[タニス]]
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*[[サイス]] 末期王朝の首都。
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===ヌビア地方===
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現在のエジプト共和国南部アスワン周辺からスーダン共和国にかけての地域。
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====上ヌビア(南部)====
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*[[アスワン]]
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*[[ナパタ]](ゲベル・バルカル) 第25王朝(クシュ王国)の首都。
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*[[メロエ]] 第25王朝を継承するメロエ王国の首都。
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*[[ハルツーム]] 現在のスーダン共和国の首都。
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====下ヌビア(北部)====
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===その他の地中海地方===
==アスワンハイダム建設==
==アスワンハイダム建設==
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*カラブシャ神殿の門の一つが、ドイツに寄贈され、ベルリンのエジプト博物館に移築展示。
*カラブシャ神殿の門の一つが、ドイツに寄贈され、ベルリンのエジプト博物館に移築展示。
*移築事業にもっとも貢献したフランスは、例外的にヌビア遺跡とは関わりのない、[[カルナック神殿]]から出土したアメンホテプ4世の胸像を持ち帰り、ルーブル美術館に展示。
*移築事業にもっとも貢献したフランスは、例外的にヌビア遺跡とは関わりのない、[[カルナック神殿]]から出土したアメンホテプ4世の胸像を持ち帰り、ルーブル美術館に展示。
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==参考文献==
==参考文献==
*関廣尚世、2010「スーダン共和国におけるヌビア遺跡群の現状と文化財保護における課題」[http://jswaa.org/jswaa/JWAA_11_2010_139-147.pdf]
*関廣尚世、2010「スーダン共和国におけるヌビア遺跡群の現状と文化財保護における課題」[http://jswaa.org/jswaa/JWAA_11_2010_139-147.pdf]
*河野靖、1992「文化財保存のための国際協力(そのVII)」[http://repository.cc.sophia.ac.jp/dspace/bitstream/123456789/5098/1/200000079942_000010000_71.pdf]
*河野靖、1992「文化財保存のための国際協力(そのVII)」[http://repository.cc.sophia.ac.jp/dspace/bitstream/123456789/5098/1/200000079942_000010000_71.pdf]
*国際連合教育科学文化機関ウェブサイト、The Rescue of Nubian Monuments and Sites[http://whc.unesco.org/en/activities/173/](2015年1月確認)
*国際連合教育科学文化機関ウェブサイト、The Rescue of Nubian Monuments and Sites[http://whc.unesco.org/en/activities/173/](2015年1月確認)

2015年4月29日 (水) 時点における版

目次

神々

国王など霊廟・陵墓

主な聖地と都市

メンフィステーベ(ルクソール)、アレクサンドリアが古代エジプトの三大都市とされる(近藤二郎氏)。

エジプト地方

上エジプト(南部)

下エジプト(北部)

ヌビア地方

現在のエジプト共和国南部アスワン周辺からスーダン共和国にかけての地域。

上ヌビア(南部)

  • アスワン
  • ナパタ(ゲベル・バルカル) 第25王朝(クシュ王国)の首都。
  • メロエ 第25王朝を継承するメロエ王国の首都。
  • ハルツーム 現在のスーダン共和国の首都。

下ヌビア(北部)

その他の地中海地方

アスワンハイダム建設

アスワンハイダムの建設のため、多くの遺跡が水没したが、重要な遺跡の一部は国際協力により移設が行われた。

現存

  • カスルイブリーム神殿は山の頂上にあったことから移築工事はされず、現在はナセル湖に浮かぶ島のようになっている。

水没

そのほか、時代を限定せず、多くの遺跡が水没したものと思われる。

移築

寄贈

  • デボ神殿はスペインに寄贈され、マドリードの公園に移築展示。
  • タファ神殿はオランダに寄贈され、ライデンの国立古代博物館に移築展示。
  • デンドゥール神殿はアメリカに寄贈され、ニューヨークのメトロポリタン美術館に移築展示。
  • エレシヤ神殿はイタリアに寄贈され、トリノのエジプト博物館に移築展示。
  • カラブシャ神殿の門の一つが、ドイツに寄贈され、ベルリンのエジプト博物館に移築展示。
  • 移築事業にもっとも貢献したフランスは、例外的にヌビア遺跡とは関わりのない、カルナック神殿から出土したアメンホテプ4世の胸像を持ち帰り、ルーブル美術館に展示。

参考文献

  • 関廣尚世、2010「スーダン共和国におけるヌビア遺跡群の現状と文化財保護における課題」[1]
  • 河野靖、1992「文化財保存のための国際協力(そのVII)」[2]
  • 国際連合教育科学文化機関ウェブサイト、The Rescue of Nubian Monuments and Sites[3](2015年1月確認)
http://shinden.boo.jp/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88%E3%81%AE%E5%AE%97%E6%95%99」より作成

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