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古代エジプトの宗教
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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*カラブシャ神殿の門の一つが、ドイツに寄贈され、ベルリンのエジプト博物館に移築展示。 | *カラブシャ神殿の門の一つが、ドイツに寄贈され、ベルリンのエジプト博物館に移築展示。 | ||
*移築事業にもっとも貢献したフランスは、例外的にヌビア遺跡とは関わりのない、[[カルナック神殿]]から出土したアメンホテプ4世の胸像を持ち帰り、ルーブル美術館に展示。 | *移築事業にもっとも貢献したフランスは、例外的にヌビア遺跡とは関わりのない、[[カルナック神殿]]から出土したアメンホテプ4世の胸像を持ち帰り、ルーブル美術館に展示。 | ||
+ | *関廣尚世、2010「スーダン共和国におけるヌビア遺跡群の現状と文化財保護における課題」[http://jswaa.org/jswaa/JWAA_11_2010_139-147.pdf] | ||
+ | *河野靖、1992「文化財保存のための国際協力(そのVII)」[http://repository.cc.sophia.ac.jp/dspace/bitstream/123456789/5098/1/200000079942_000010000_71.pdf] | ||
+ | *国際連合教育科学文化機関ウェブサイト、The Rescue of Nubian Monuments and Sites[http://whc.unesco.org/en/activities/173/](2015年1月確認) |
2015年1月25日 (日) 時点における版
目次 |
アスワンハイダム建設
移築
- アギルキア島(新・フィラエ島):フィラエ島のイシス神殿、ハトホル神殿(500m移動)
- ニューカラブシャ島:カラブシャ神殿(北へ約35km移動)、ベイトエルワリ神殿(未確認)、ゲルフフセイン岩窟神殿の一部(未確認)、ケルタシ神殿(未確認)
- ニューワディエルセブア地区:ワディエルセブア神殿(北西へ約4km移動)、マハラッカ神殿(南へ約50km移動)、ダッカ神殿(南へ約40km移動)。
- ニューアマダ地区:アマダ神殿(2.6km移動)、デッル神殿(未確認)、古墓(未確認)
- アブシンベル神殿:元の所在地から約60m高い、北西約200mの場所に移築。
- ハルツームの博物館:スーダン共和国のアクシャ神殿、ブヘンのホルス神殿、セムナのデドウェン神殿、クンマ神殿。
現存
- カスルイブリーム神殿は山の頂上にあったことから移築工事はされず、現在はナセル湖に浮かぶ島のようになっている。
水没
- ゲルフフセイン岩窟神殿の大部分(岩窟部にあった至聖所など)は水没。
- アブオダ神殿も水没したものと思われる。
そのほか、時代を限定せず、多くの遺跡が水没したものと思われる。
寄贈
- デボ神殿はスペインに寄贈され、マドリードの公園に移築展示。
- タファ神殿はオランダに寄贈され、ライデンの国立古代博物館に移築展示。
- デンドゥール神殿はアメリカに寄贈され、ニューヨークのメトロポリタン美術館に移築展示。
- エレシヤ神殿はイタリアに寄贈され、トリノのエジプト博物館に移築展示。
- カラブシャ神殿の門の一つが、ドイツに寄贈され、ベルリンのエジプト博物館に移築展示。
- 移築事業にもっとも貢献したフランスは、例外的にヌビア遺跡とは関わりのない、カルナック神殿から出土したアメンホテプ4世の胸像を持ち帰り、ルーブル美術館に展示。
- 関廣尚世、2010「スーダン共和国におけるヌビア遺跡群の現状と文化財保護における課題」[1]
- 河野靖、1992「文化財保存のための国際協力(そのVII)」[2]
- 国際連合教育科学文化機関ウェブサイト、The Rescue of Nubian Monuments and Sites[3](2015年1月確認)