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官社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2019年6月4日 (火) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
官社とは、古代朝廷による国家祭祀の対象となった神社のこと。 これらの神社は、一般に式内社の呼称で知られているが、延喜式前後にも変遷はあったのであり、既に江戸時代に伴信友が主張したように官社と呼ぶのが適切と考えられる。
山科神社や大原野神社のように?延喜式以後に官社になった神社もあるらしい?
年譜
- 崇神天皇7年11月:天社・国社を定め、神地神戸を定めたという(日本書紀)。古事記にも崇神天皇の代に「天神地祇之社」を定めたとある。
- 天武天皇10年1月:天社地社を修理したという。
- 大宝年間:「神祇之簿」を作成(古語拾遺)
- 702年7/8:山背国乙訓郡の火雷神を祈年祭と月次祭の対象とする。官社の確実な初見。
- 706年2月:19社が祈年祭の幣帛の例に入り「其神名具神祇官記」とある。
- 710年:大宝律令。大中小社を定めた。大社は伊勢神宮と八幡宮、中社は賀茂住吉など。その他は小社。(法曹至要抄)
- 天平年間:「神帳」を勘造したという(古語拾遺)
- 737年:官社が全国に行き渡ったという。
- 772年8/6:「官社」の語の初見。
- 798年:国幣が始まる(類聚国史)
- 927年:延喜式編纂。3132座。6861所。