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山本坊
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2019年7月28日 (日)
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'''山本坊'''(やまもとぼう)は、武蔵国入間郡(埼玉県入間郡毛呂山町)西戸にあった[[修験道]][[本山派]]の寺院。本山派[[二十七先達]]の一つ。廃絶。元は越生の[[黒山三滝]]にあったため、移転後も'''越生山本坊'''と呼ばれた。 | '''山本坊'''(やまもとぼう)は、武蔵国入間郡(埼玉県入間郡毛呂山町)西戸にあった[[修験道]][[本山派]]の寺院。本山派[[二十七先達]]の一つ。廃絶。元は越生の[[黒山三滝]]にあったため、移転後も'''越生山本坊'''と呼ばれた。 | ||
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+ | 黒山には寺僧の栄円の供養塔とされる1413年銘の宝篋印塔が現存し、室町時代には隆盛していた。 | ||
+ | 1594年には西戸に移転していた。秩父六十六郷の熊野先達権を持ち、越後や常陸にも勢力を拡大した。1868年の神仏分離で廃絶。 | ||
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2019年7月28日 (日) 時点における最新版
山本坊(やまもとぼう)は、武蔵国入間郡(埼玉県入間郡毛呂山町)西戸にあった修験道本山派の寺院。本山派二十七先達の一つ。廃絶。元は越生の黒山三滝にあったため、移転後も越生山本坊と呼ばれた。
歴史
創建不詳。源頼朝から寺領を与えられたという伝承もあるが、はっきりしない。黒山には黒山熊野神社があり、熊野信仰の広がりの中で建てられたとみられる。 黒山には寺僧の栄円の供養塔とされる1413年銘の宝篋印塔が現存し、室町時代には隆盛していた。 1594年には西戸に移転していた。秩父六十六郷の熊野先達権を持ち、越後や常陸にも勢力を拡大した。1868年の神仏分離で廃絶。 (『日本歴史地名大系』)