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新勝寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2017年3月16日 (木) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
新勝寺(しんしょうじ)は、千葉県成田市にある不動信仰の真言宗寺院。成田不動信仰の発祥地。真言宗智山派大本山。本尊の不動明王は、神護寺護摩堂から遷されたもので、空海作という。平将門の乱の戦勝祈願のために寛朝が不動像を奉じて下総に下り、公津ケ原で祈祷。満願後も不動像を動かすことができなくなったことが起源とされる。永禄9年(1566)、久根の内に遷座。さらに愛宕山を経て現在地に遷ったという。元禄時代、照範が中興。佐倉藩主、そして桂昌院の帰依を得て大覚寺末となる。元禄16年には江戸で出開帳。初代以来、歴代の市川団十郎が信仰している。幕末明治期には各地に別院を設置。明治2年、智積院末に転属した。成田不動。山号は成田山。新勝寺関連旧跡も参照。