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本山寺院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2012年7月15日 (日) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
本山寺院 |
概要
各宗各派の拠点となった寺院を紹介する。ただし「本山」と呼ばれたかどうかには拘らず、中心的な役割を果たした寺院を「本山」として紹介するとともに、由緒ある寺格を持つ寺院についても紹介する。
歴史的にみると、各宗派に本山制度が整ったのは江戸時代であり、それは幕府の政策があってこそである。それ以前でも各宗派で、本山的役割を果たした寺院は多くあり、盛衰もある。また各宗派において「本山」の意味は異なっている。浄土宗のように「本山」が非常に限られた寺院のみが称している宗派もあれば、日蓮宗のように由緒ある寺院であれば、本山を名乗れる宗派もある。このような基準の幅広さを考慮すると、本山とは称していないものの門跡や檀林のような由緒ある寺格についても、本山に並ぶ寺格と考えると概括的に捉えやすい。
以上のことから、以下の記事では、「本山」と称したかどうかに関わりなく、流派の中心的な役割を果たした寺院や、由緒ある寺格を与えられている寺院を紹介する。