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東海寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2024年4月18日 (木) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
東海寺(とうかいじ)は、東京都品川区北品川にある臨済宗寺院。大徳寺末の江戸触頭だった。本尊は釈迦如来。臨済宗大徳寺派。山号は万松山。 境外に東海寺大山墓地がある。
歴史
- 1638年(寛永15年):将軍徳川家光が沢庵を開山として創建。沢庵(1573-1645)は紫衣事件で処分されたが、既に恩赦を受け赦免されていた。
- 1639年(寛永16年):沢庵は入寺。
- 1639年(寛永16年):500石が寄進された。
- 1645年(正保2年):沢庵死去。
- 1648年(慶安1年):幕府は大徳寺北派五門流の僧侶による輪番と定めた。任期は2年、のち1年。
- 1689年(元禄2年):一時独住制となったが、再び輪番制となる。
- 1694年(元禄7年):火災で焼失。それまでなかった仏殿を含む大伽藍を造営。朝鮮通信使の宿所に3回使われた。
- 1869年(明治2年):品川県が設置され、その県庁が東海寺に置かれることになり、境内の多くが召し上げられたようだ。県庁自体は建てられることなく、1871年(明治4年)、廃藩置県で品川県は廃止されたが、旧境内は官有地となった部分が多い。
(『日本歴史地名大系』ほか)
伽藍
- 清徳寺:塔頭ではないが、東海寺創建以前からあり、沢庵の宿所だったためそのまま残された。
- 品川神社:近世には品川稲荷社などと呼ばれ、東海寺鎮守とされた。
- 東海寺大山墓地:
- 板垣退助墓:品川神社裏。
- 渋川景佑墓:
- 渋川敬尹墓:
- 渋川敬直墓:
- 半井卜養墓:
- 林正明墓:
- 細川重賢墓:
塔頭
- 臨川院:のち玄性院。1639年(寛永16年)老中堀田正盛が創建。現在の東海寺。
- 長松院:酒井忠勝が創建。
- 妙解院:細川光尚が創建。
- 雲龍院:
- 春雨庵:単立春雨寺として現存。
- 清光院:
- 桂昌院:のち定恵院。
- 慈雲庵:
- 少林院:
- 勝幢院:のち師聖院。
- 法雲庵:
- 琳光院:
- 真珠院:
- 高源院:
- 瑞泉院:
- 泰定院:
- 白雲庵: