ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。

梅津・長福寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年10月20日 (金)

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(ページの作成:「'''長福寺'''は京都府京都市右京区梅津中村町にある臨済宗寺院。本尊阿弥陀如来。臨済宗南禅寺派。山号は大梅山。 (参考...」)
 
(間の1版分が非表示)
1行: 1行:
-
'''長福寺'''は京都府京都市右京区梅津中村町にある[[臨済宗]]寺院。本尊阿弥陀如来。臨済宗南禅寺派。山号は大梅山。
+
'''長福寺'''は京都府京都市右京区梅津中村町にある[[臨済宗]]寺院。本尊は[[阿弥陀如来]]。[[臨済宗南禅寺派]]。山号は大梅山。
(参考:同名寺院[[長福寺]])
(参考:同名寺院[[長福寺]])
==歴史==
==歴史==
-
1169年(嘉応1年)、真理という尼僧が創建。天台宗寺院だった。
+
1169年(嘉応1年)、真理という尼僧が創建。[[天台宗]]寺院だった。
1177年(治承1年)『長福寺縁起』成立。
1177年(治承1年)『長福寺縁起』成立。
1190年(建久1年)に別に堂を建てこれを新御堂と称した。旧来の堂は本御堂と呼ばれた。
1190年(建久1年)に別に堂を建てこれを新御堂と称した。旧来の堂は本御堂と呼ばれた。
1339年(延元4年/暦応2年)月林道皎(普光大幢国師)が復興し、臨済宗となる。同年に本御堂が月林道皎の管理となり、1345年(興国6年/貞和1年)に新御堂も管理化となる。
1339年(延元4年/暦応2年)月林道皎(普光大幢国師)が復興し、臨済宗となる。同年に本御堂が月林道皎の管理となり、1345年(興国6年/貞和1年)に新御堂も管理化となる。
-
同年、花園上皇が荘園寄進。
+
同年、[[花園上皇]]が荘園寄進。
-
1350年(正平5年/観応1年)勅願所となる。
+
1350年(正平5年/観応1年)[[勅願所]]となる。
花園天皇の御影堂が建てられた。
花園天皇の御影堂が建てられた。
-
光厳天皇妃で崇光天皇・後光厳天皇の生母の陽禄門院は長福寺に葬られた。
+
[[光厳天皇]]妃で[[崇光天皇]]・[[後光厳天皇]]の生母の陽禄門院は長福寺に葬られた(陵墓は現存せず)。
1358年(正平13年/延文3年)、崇光天皇が行幸。
1358年(正平13年/延文3年)、崇光天皇が行幸。
応仁の乱後は山名宗全が復興。
応仁の乱後は山名宗全が復興。
-
1592年(文禄1年)諸山に列す。江戸時代には南禅寺末となる。朱印地350石。『長福寺文書』が各所に散逸しつつも伝わる。
+
1592年(文禄1年)諸山に列す。江戸時代には[[南禅寺]]末となる。
 +
[[南禅寺金地院]]が兼務した。
 +
朱印地350石。『長福寺文書』が各所に散逸しつつも伝わる。
(日本歴史地名大系、国史大辞典)
(日本歴史地名大系、国史大辞典)
==塔頭==
==塔頭==

2023年10月20日 (金) 時点における最新版

長福寺は京都府京都市右京区梅津中村町にある臨済宗寺院。本尊は阿弥陀如来臨済宗南禅寺派。山号は大梅山。 (参考:同名寺院長福寺

歴史

1169年(嘉応1年)、真理という尼僧が創建。天台宗寺院だった。 1177年(治承1年)『長福寺縁起』成立。 1190年(建久1年)に別に堂を建てこれを新御堂と称した。旧来の堂は本御堂と呼ばれた。

1339年(延元4年/暦応2年)月林道皎(普光大幢国師)が復興し、臨済宗となる。同年に本御堂が月林道皎の管理となり、1345年(興国6年/貞和1年)に新御堂も管理化となる。 同年、花園上皇が荘園寄進。 1350年(正平5年/観応1年)勅願所となる。 花園天皇の御影堂が建てられた。 光厳天皇妃で崇光天皇後光厳天皇の生母の陽禄門院は長福寺に葬られた(陵墓は現存せず)。 1358年(正平13年/延文3年)、崇光天皇が行幸。 応仁の乱後は山名宗全が復興。 1592年(文禄1年)諸山に列す。江戸時代には南禅寺末となる。 南禅寺金地院が兼務した。 朱印地350石。『長福寺文書』が各所に散逸しつつも伝わる。 (日本歴史地名大系、国史大辞典)

塔頭

  • 清涼院:月林道皎の塔所
  • 瑞篁院?
  • 正法院
  • 大慈院
  • 瑞光院
  • 蔵龍院
  • 牧雲軒
  • 梅南軒
  • 知是軒:知足軒?
  • 意春軒
  • 長徳軒
  • 即心軒
http://shinden.boo.jp/wiki/%E6%A2%85%E6%B4%A5%E3%83%BB%E9%95%B7%E7%A6%8F%E5%AF%BA」より作成

注意事項

  • 免責事項:充分に注意を払って製作しておりますが、本サイトを利用・閲覧した結果についていかなる責任も負いません。
  • 社寺教会などを訪れるときは、自らの思想信条と異なる場合であっても、宗教的尊厳に理解を示し、立入・撮影などは現地の指示に従ってください。
  • 当サイトの著作権は全て安藤希章にあります。無断転載をお断りいたします(いうまでもなく引用は自由です。その場合は出典を明記してください。)。提供されたコンテンツの著作権は各提供者にあります。
  • 個人用ツール