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南禅寺金地院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年10月20日 (金)
南禅寺金地院は京都府京都市左京区の南禅寺にある臨済宗寺院。臨済宗南禅寺派。臨済宗僧録。金地院東照宮がある。本尊は地蔵菩薩。開山は大業徳基。中興開山は以心崇伝。江戸・金地院、駿河・金地院も創建された。 (参考:同名寺院金地院)
目次 |
組織
歴代住職(中世)
- 大業徳基()<>:
- 藍田崇瑛()<>:
- 靖叔徳林()<>:
歴代住職(近世)
僧録を兼ねる。
世数 | 名 | 生没年 | 在職年 | 略歴 |
---|---|---|---|---|
1 | 以心崇伝 | 1569-1633 | 1619-1633 | 1569年(永禄12年)生。1615年(元和1年)7月25日、幕府、金地院に寺社行政の権限を与える。1619年(元和5年)9月15日僧録司となる。1633年(寛永10年)死去。 |
2 | 最嶽元良 | ?-1657 | 1635-1657 | 建長寺180世。南禅寺274世。以心崇伝の法嗣。1635年(寛永12年)3月(1633年(寛永10年)6月17日とも)、僧録司となる。1657年(明暦3年)4月15日死去。1695年(元禄8年)10月18日、勅諡「正宗大興禅師」号下賜。最岳元良。 |
3 | 竺隠崇五 | ?-1697 | 1660-1673 | 南禅寺278世。最嶽元良の弟子。1657年(明暦3年)金地院住職。1660年(万治3年)4月、僧録司となる。1673年(延宝1年)10月17日、僧録司退任。1697年(元禄10年)6月23日死去。1715年(正徳5年)8月12日、勅諡「慈明広恵禅師」号下賜。竺院崇五。 |
4 | 剛室崇寛 | 1627-1697 | 1673-1697 | 南禅寺281世。最嶽元良の弟子。1673年(延宝1年)10月17日、僧録司。1691年(元禄4年)6月26日、特賜「仏慈普済禅師」号下賜。1697年(元禄10年)3月18日、僧録司退任。1697年(元禄10年)3月19日死去。71歳。元寛とも。 |
5 | 雲叟元云 | ?-1711 | 1697-1711 | 南禅寺285世。剛室崇寛の弟子。1697年(元禄10年)3月18日、金地院住職・僧録司(すでにこの時、南禅寺住職)。1711年(正徳1年)9月11日死去。諡号は「仏性通応禅師」。 |
6 | 晦堂元晃 | ?-1712 | 1711-1712 | 南禅寺286世。剛室崇寛の弟子。1711年(正徳1年)11月25日金地院住職。12月5日、僧録司。1712年(正徳2年)7月29日死去。晦堂光晃。 |
7 | 玉隠元札 | ?-1733 | 1712-1713 | 南禅寺287世。剛室崇寛の弟子。1712年(正徳2年)9月12日、南禅寺住職・金地院住職。12月22日僧録司。1713年(正徳3年)12月、引退。1733年(享保18年)12月6日死去。 |
8 | 大川崇達 | ?-1716 | 1713?-1716 | 南禅寺288世。豊臣氏。旗本木下利次の子。竺隠崇五の弟子。1713年(正徳3年)就任か。1716年(享保1年)11月26日死去。 |
9 | 乾巌元雄 | 1717-1741? | 南禅寺289世。雲叟元云の弟子。1717年(享保2年)5月2日、金地院住職。5月28日、南禅寺住職。6月19日僧録司。南禅寺・東福寺で座禅結制の復興を実現する。1741年(寛保1年)まで?乾岩元雄。円通禅師。 | |
(元海?) | ||||
10 | 香山元郁 | ?-1747 | 1741-1743 | 南禅寺293世。竺隠崇五の孫弟子。大休元寥(大林元寔とも)の弟子。1741年(寛保1年)4月2日金地院住職。5月3日僧録司。1743年(寛保3年)7月29日、病気のため引退。1747年(延享4年)9月2日死去(16日とも)。 |
11 | 天桂元真 | ?-1778 | 1743-1755 | 南禅寺297世。乾岩元雄の弟子。1743年(寛保3年)7月29日、金地院住職。8月24日、僧録司。1755年(宝暦5年)10月9日、病のため引退。1778年(安永7年)2月26日死去。 |
12 | 蒼溟元方 | 1755-1767? | 南禅寺301世。乾岩元雄の弟子。1755年(宝暦5年)10月9日、金地院住職。11月16日僧録司。1767年(明和4年)まで?蒼溟元坊。方は「サンズイ方」とも。 | |
13 | 煕叟元雍 | ?-1787 | 1783-1787 | 天桂元真の弟子。1783年(天明3年)11月23日僧録司。1787年(天明7年)12月10日退任。12月16日死去。 |
14 | 章山元甫 | ?-1803 | 1788-1803 | 南禅寺308世。乾岩元雄の孫弟子。中岩元紹の弟子。1788年(天明8年)5月23日、僧録司となる。1803年(享和3年)2月16日退任。26日死去。 |
(湿潮元洵?) | ?-1804 | ?-1804 | 1804年(文化1年)9月7日退任。9月16日死去。 | |
16 | 中谷元梗 | ?-1814 | ?-1813 | 南禅寺310世。蒼溟元方の弟子。1813年(文化10年)11月退任。1814年(文化11年)9月6日死去。 |
17 | 月〓元澄 | 南禅寺311世。竺院崇五の孫弟子。大休元寥の弟子。(〓は「石間」。 月は日とも) | ||
18 | 広叔元運 | 南禅寺313世。乾巌元雄の孫弟子。天寧元仙の弟子。 | ||
19 | 天嶺元珠 | 南禅寺314世。章山元甫の弟子。天齢元珠。1843年(天保14年)8月、僧録司就任か。 | ||
20 | 惟叢元弘 | 南禅寺318世。月〓元澄の弟子。 | ||
21 | 可庭徳亘 | 南禅寺322世。最後の金地院僧録。 |