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泉涌寺来迎院

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年11月2日 (木)

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'''泉涌寺来迎院'''は京都府京都市東山区泉涌寺山内町にある[[真言宗]]寺院。本尊は[[阿弥陀如来]]。[[泉涌寺]]子院。[[泉涌寺関連旧跡]]
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'''泉涌寺来迎院'''は京都府京都市東山区泉涌寺山内町にある[[真言宗]]寺院。本尊は[[阿弥陀如来]]。[[泉涌寺]]子院。[[泉涌寺荒神社|荒神社]]の別当という側面のほうが強いと思われる。荒神社は日本最初の[[三宝荒神]]という。[[泉涌寺関連旧跡]]。山号は明応山。(参考:同名寺院[[来迎院_(同名)]])
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[[空海]]の創建と伝える。泉涌寺長老4世の月翁智鏡(生没年不詳)が中興。智鏡は入宋した時に[[蘭渓道隆]]と交流し、来日を促した。そして1246年(寛元4年)に来日した時には1年近く来迎院に滞在した。
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[[空海]]の創建と伝える。
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空海は唐で感得した三宝荒神を祀った。
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1218年(建保6年)、泉涌寺長老4世の月翁智鏡(生没年不詳)が藤原信房の帰依を得て中興。智鏡は入宋した時に[[蘭渓道隆]]と交流し、来日を促した。そして1246年(寛元4年)に来日した時には1年近く来迎院に滞在した。
1470年(文明2年)の兵火で荒廃。
1470年(文明2年)の兵火で荒廃。
1597年(慶長2年)、[[後陽成天皇]]が再建。
1597年(慶長2年)、[[後陽成天皇]]が再建。
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荒神堂がある。
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[[安楽光院]](現在の[[善能寺]]の地にあった。)を併合したという。
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(『日本歴史地名大系』)
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(『日本歴史地名大系』ほか)
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==伽藍==
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*本堂:本尊は[[阿弥陀如来]]。脇侍は[[観音菩薩]]と[[勢至菩薩]]。[[霊元天皇]]念持仏の幻夢観音菩薩坐像、[[大石良雄]]念持仏の勝軍地蔵尊
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*[[泉涌寺荒神社|荒神社]]:祭神は[[三宝荒神]]。広福殿。胞衣荒神。ゆな荒神社。
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*独鈷水:空海が独鈷杵で掘ったという。
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*稲荷社:祭神は[[稲荷神]]。
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*宝篋印塔:
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*含翠軒:茶室。大石良雄が建立。
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File:泉涌寺来迎院・参道_(1).JPG|来迎院参道
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File:泉涌寺来迎院・参道_(2).JPG|来迎院参道
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File:泉涌寺来迎院・参道・結界碑.JPG|来迎院結界碑
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File:泉涌寺来迎院・本堂.JPG|来迎院本堂
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File:泉涌寺来迎院・本堂・扁額.JPG|来迎院本堂扁額
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File:泉涌寺来迎院・ゆな荒神社・本殿_(2).JPG|ゆな荒神社
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File:泉涌寺来迎院・境内・稲荷社.JPG|稲荷社
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File:泉涌寺来迎院・境内・祈願石.JPG|祈願石
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File:泉涌寺来迎院・境内・独鈷水.JPG|独鈷水
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File:泉涌寺来迎院・境内・布袋尊像.JPG|布袋尊像
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File:泉涌寺来迎院・境内・宝篋印塔.JPG|宝篋印塔
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File:泉涌寺来迎院・裏参道.JPG|泉涌寺側から来迎院につながる参道
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[[category:京都府]]
[[category:京都府]]

2023年11月2日 (木) 時点における最新版

来迎院参道

泉涌寺来迎院は京都府京都市東山区泉涌寺山内町にある真言宗寺院。本尊は阿弥陀如来泉涌寺子院。荒神社の別当という側面のほうが強いと思われる。荒神社は日本最初の三宝荒神という。泉涌寺関連旧跡。山号は明応山。(参考:同名寺院来迎院_(同名)


空海の創建と伝える。 空海は唐で感得した三宝荒神を祀った。 1218年(建保6年)、泉涌寺長老4世の月翁智鏡(生没年不詳)が藤原信房の帰依を得て中興。智鏡は入宋した時に蘭渓道隆と交流し、来日を促した。そして1246年(寛元4年)に来日した時には1年近く来迎院に滞在した。 1470年(文明2年)の兵火で荒廃。 1597年(慶長2年)、後陽成天皇が再建。 安楽光院(現在の善能寺の地にあった。)を併合したという。 (『日本歴史地名大系』ほか)

伽藍

http://shinden.boo.jp/wiki/%E6%B3%89%E6%B6%8C%E5%AF%BA%E6%9D%A5%E8%BF%8E%E9%99%A2」より作成

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