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瀧山東照宮
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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瀧山東照宮(たきさん・とうしょうぐう)は愛知県岡崎市滝町にある東照宮。村社。別当は天台宗瀧山寺。一時、常盤神社と称した。
- 1644年(正保1年)10月18日:将軍徳川家光は大樹寺に東照宮造営を命じ、調査が行われた(徳川実紀)。しかし、実現はせず(大樹寺に霊屋(大樹寺東照宮)はある)、瀧山寺に建てられた。「三州瀧山の御宮は神祖御生誕の地なり」ということが意識された。
- 1645年(正保2年)2月:竹中重常を瀧山東照宮造営奉行に任命。
- 1645年(正保2年)5月:起工。
- 1645年(正保2年)8月7日:青龍院亮盛が別当に任命された。
- 1645年(正保2年)9月15日:正遷宮。
- 1645年(正保2年)9月17日:法会が営まれた。松平勝隆が将軍代参として、品川高如が世嗣代参として参向した。
- 1645年(正保2年)12月17日:東照宮領200石が加増され、瀧山寺領は朱印地612石となった。
- 1647年(正保4年):この年から日光東照宮、久能山東照宮と同様に幕府に鏡餅を受けるようになった。
- 1873年(明治6年):神仏分離。無格社。
- 1916年(大正5年):白山神社などを合祀。常盤神社(常磐神社)と改称した。
- 1954年(昭和29年):元の「瀧山東照宮」に改称した。
(『日本歴史地名大系』)