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狭岡神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年12月13日 (水)
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'''狭岡神社'''(さおか・じんじゃ)は奈良県奈良市法蓮町(大和国添上郡)にある神社。現在の祭神は若山咋神・若年神・妹若沙那売神・弥豆麻岐神・夏高津日神・秋毘売神・久久年神・久久紀若室葛根神(由緒書)。[[官社]]。村社。 | '''狭岡神社'''(さおか・じんじゃ)は奈良県奈良市法蓮町(大和国添上郡)にある神社。現在の祭神は若山咋神・若年神・妹若沙那売神・弥豆麻岐神・夏高津日神・秋毘売神・久久年神・久久紀若室葛根神(由緒書)。[[官社]]。村社。 | ||
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社伝によると715年(霊亀1年)[[藤原不比等]]が邸宅佐保殿の丘の上に創建(由緒書)。 | 社伝によると715年(霊亀1年)[[藤原不比等]]が邸宅佐保殿の丘の上に創建(由緒書)。 | ||
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852年(仁寿2年)11月、従五位下。 | 852年(仁寿2年)11月、従五位下。 | ||
中世、所在地不明になる。 | 中世、所在地不明になる。 | ||
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1734年(享保19年)『大和志』では「在法蓮属邑佐保田」とあり、佐保岡にある天神社が地名から狭岡神社に比定されたとみられる。一方で1914年(大正3年)の『大和志料』は、「大三輪神三社鎮座次第」に「狭加岡・坂岡神社」とする[[漢国神社]]を比定する。 | 1734年(享保19年)『大和志』では「在法蓮属邑佐保田」とあり、佐保岡にある天神社が地名から狭岡神社に比定されたとみられる。一方で1914年(大正3年)の『大和志料』は、「大三輪神三社鎮座次第」に「狭加岡・坂岡神社」とする[[漢国神社]]を比定する。 | ||
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現在の本殿は1427年(応永34年)の[[春日大社]]式年造替で旧第三殿を移したもの。「狭穂姫伝承地」の石碑と、狭穂姫ゆかりの鏡池がある。 | 現在の本殿は1427年(応永34年)の[[春日大社]]式年造替で旧第三殿を移したもの。「狭穂姫伝承地」の石碑と、狭穂姫ゆかりの鏡池がある。 | ||
+ | (由緒書、日本歴史地名大系) | ||
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+ | file:狭岡神社_(2).jpg|鳥居 | ||
+ | file:狭岡神社_(3).jpg|制札 | ||
+ | file:狭岡神社_(4).jpg|鏡池 | ||
+ | file:狭岡神社_(5).jpg|「狭穂姫伝承地」碑 | ||
+ | file:狭岡神社_(6).jpg|本殿 | ||
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[[category:奈良県]] | [[category:奈良県]] |
2023年12月13日 (水) 時点における最新版
狭岡神社(さおか・じんじゃ)は奈良県奈良市法蓮町(大和国添上郡)にある神社。現在の祭神は若山咋神・若年神・妹若沙那売神・弥豆麻岐神・夏高津日神・秋毘売神・久久年神・久久紀若室葛根神(由緒書)。官社。村社。
社伝によると715年(霊亀1年)藤原不比等が邸宅佐保殿の丘の上に創建(由緒書)。 852年(仁寿2年)11月、従五位下。 中世、所在地不明になる。 1734年(享保19年)『大和志』では「在法蓮属邑佐保田」とあり、佐保岡にある天神社が地名から狭岡神社に比定されたとみられる。一方で1914年(大正3年)の『大和志料』は、「大三輪神三社鎮座次第」に「狭加岡・坂岡神社」とする漢国神社を比定する。 現在の本殿は1427年(応永34年)の春日大社式年造替で旧第三殿を移したもの。「狭穂姫伝承地」の石碑と、狭穂姫ゆかりの鏡池がある。 (由緒書、日本歴史地名大系)