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白鳥陵

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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'''白鳥陵'''(しらとり の みささぎ、しらとり りょう)は日本武尊の魂が白鳥の姿となって降臨した塚。
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'''白鳥陵'''(しらとり の みささぎ、しらとり りょう)は、[[日本武尊]]の魂が白鳥の姿となって降臨した塚。[[白鳥信仰]]も参照。
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記紀に登場する二箇所のほか、各地に伝承地がある。現在は、記紀に登場する羽曳野の琴弾原の二箇所のみが宮内庁に管理されている。このほかに[[熱田神宮]]付近に一箇所あり、同神宮によって管理されている。
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記紀に登場する2箇所のほか、各地に伝承地がある。現在は、記紀に登場する[[羽曳野白鳥陵]]と[[琴弾原白鳥陵]]の2箇所のみが宮内庁に管理されている。このほかに[[熱田神宮]]付近の塚が同神宮によって管理されている。ちなみに皇室治定の日本武尊の墳墓は三重県の[[日本武尊墓|能褒野墓]]であり、白鳥陵とは別である。
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ちなみに日本武尊の墳墓は[[日本武尊墓|能褒野墓]]であり、白鳥陵とは別である。
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日本武尊の墳墓は、能褒野「墓」であるのに対して、白鳥陵は陵の名称が付けられている。
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「陵」の名が付くが、近代の陵墓制度においては、皇室典範第27条にいう「天皇、皇后、太皇太后及び皇太后を葬る所を陵」ではなく、「白鳥陵」という分類となっている。「陵墓等」の「等」に含まれる火葬塚や陵墓参考地に類した扱いである。しかし、羽曳野白鳥陵には「陵」に見られる拝所の設備が整備されている(琴弾原白鳥陵にはない)。
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日本武尊の墳墓は、能褒野「墓」であるのに対して、白鳥陵は陵の名称が付けられている。「陵」の名が付くが、近代の陵墓制度においては、皇室典範第27条にいう「天皇、皇后、太皇太后及び皇太后を葬る所を陵」ではなく、「白鳥陵」という分類となっている。「陵墓等」の「等」に含まれる火葬塚や陵墓参考地に類した扱いである。しかし、羽曳野白鳥陵には「陵」に見られる拝所の設備が整備されている(琴弾原白鳥陵にはない)。
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==一覧==
*[[羽曳野白鳥陵]]
*[[羽曳野白鳥陵]]
*[[琴弾原白鳥陵]]
*[[琴弾原白鳥陵]]
*[[熱田白鳥陵]]
*[[熱田白鳥陵]]
*[[加佐登白鳥塚]]
*[[加佐登白鳥塚]]

2016年6月1日 (水) 時点における版

白鳥陵(しらとり の みささぎ、しらとり りょう)は、日本武尊の魂が白鳥の姿となって降臨した塚。白鳥信仰も参照。

記紀に登場する2箇所のほか、各地に伝承地がある。現在は、記紀に登場する羽曳野白鳥陵琴弾原白鳥陵の2箇所のみが宮内庁に管理されている。このほかに熱田神宮付近の塚が同神宮によって管理されている。ちなみに皇室治定の日本武尊の墳墓は三重県の能褒野墓であり、白鳥陵とは別である。

日本武尊の墳墓は、能褒野「墓」であるのに対して、白鳥陵は陵の名称が付けられている。「陵」の名が付くが、近代の陵墓制度においては、皇室典範第27条にいう「天皇、皇后、太皇太后及び皇太后を葬る所を陵」ではなく、「白鳥陵」という分類となっている。「陵墓等」の「等」に含まれる火葬塚や陵墓参考地に類した扱いである。しかし、羽曳野白鳥陵には「陵」に見られる拝所の設備が整備されている(琴弾原白鳥陵にはない)。

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