ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
白鳥陵
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2016年6月1日 (水) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
白鳥陵(しらとり の みささぎ、しらとり りょう)は、日本武尊の魂が白鳥の姿となって降臨した塚。白鳥信仰も参照。
記紀に登場する2箇所のほか、各地に伝承地がある。現在は、記紀に登場する羽曳野白鳥陵と琴弾原白鳥陵の2箇所のみが宮内庁に管理されている。このほかに熱田神宮付近の塚が同神宮によって管理されている。ちなみに皇室治定の日本武尊の墳墓は三重県の能褒野墓であり、白鳥陵とは別である。
日本武尊の墳墓は、能褒野「墓」であるのに対して、白鳥陵は陵の名称が付けられている。「陵」の名が付くが、近代の陵墓制度においては、皇室典範第27条にいう「天皇、皇后、太皇太后及び皇太后を葬る所を陵」ではなく、「白鳥陵」という分類となっている。「陵墓等」の「等」に含まれる火葬塚や陵墓参考地に類した扱いである。しかし、羽曳野白鳥陵には「陵」に見られる拝所の設備が整備されている(琴弾原白鳥陵にはない)。