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米沢城御堂
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2014年12月20日 (土) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
江戸時代、米沢城にあった上杉謙信を祀る霊廟。遺骸が奉安されていた。春日山城不識庵から会津を経て、米沢城に遷された。引続き米沢でも「不識庵」と呼ばれたこともあるようだ。脇侍として春日山城毘沙門堂から遷された謙信の守護神の泥足毘沙門天と、謙信が信濃善光寺から略奪した善光寺如来が祀られていた。明治維新で廃絶となり、祭祀は城跡の上杉神社に継承される一方、謙信の遺骸は上杉家墓地に埋葬された。泥足毘沙門天と善光寺如来は菩提寺の法音寺に遷された。 跡地には戊辰戦争などの戦死者を祀る大型の招魂碑が建てられている。山形県米沢市。善光寺遷座旧跡。