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葛木坐火雷神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年9月9日 (日)
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- | '''葛木坐火雷神社'''(かつらきにいます・ほのいかづち・じんじゃ)は、[[葛城山]]系の大和葛城山東麓、奈良県葛城市笛吹(大和国忍海郡)にある神社。祭神は火雷大神・天香山彦命ほか。[[官社]] | + | '''葛木坐火雷神社'''(かつらきにいます・ほのいかづち・じんじゃ)は、[[葛城山]]系の大和葛城山東麓、奈良県葛城市笛吹(大和国忍海郡)にある神社。祭神は火雷大神・天香山彦命ほか。[[官社]]。[[名神大社]]。郷社。[[大嘗祭]]にハハカを献上。'''笛吹神社'''。'''笛吹大明神'''。近くに[[地光寺]]跡がある。 |
== 歴史 == | == 歴史 == | ||
- | 神社後方には70基からなる笛吹古墳群があり、笛吹氏の本拠地だったとみられる。『三代実録』によると、859年(貞観1年) | + | 神社後方には70基からなる笛吹古墳群があり、笛吹氏の本拠地だったとみられる。『三代実録』によると、859年(貞観1年)1月27日、正三位勲二等から従二位上となる。平安時代後期から笛吹神社の名が使われるようになった。大嘗祭にハハカ(ウワミズザクラ)を献上した記録が散見され、中世には断絶したが近世に復興し、[[孝明天皇]]大嘗祭の時の献上記録が残る。神宮寺として「上の坊」があった。1910年(明治43年)[[為志神社]]を合祀(戦後、旧地に復興)。(日本歴史地名大系) |
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2018年9月9日 (日) 時点における最新版
葛木坐火雷神社(かつらきにいます・ほのいかづち・じんじゃ)は、葛城山系の大和葛城山東麓、奈良県葛城市笛吹(大和国忍海郡)にある神社。祭神は火雷大神・天香山彦命ほか。官社。名神大社。郷社。大嘗祭にハハカを献上。笛吹神社。笛吹大明神。近くに地光寺跡がある。
歴史
神社後方には70基からなる笛吹古墳群があり、笛吹氏の本拠地だったとみられる。『三代実録』によると、859年(貞観1年)1月27日、正三位勲二等から従二位上となる。平安時代後期から笛吹神社の名が使われるようになった。大嘗祭にハハカ(ウワミズザクラ)を献上した記録が散見され、中世には断絶したが近世に復興し、孝明天皇大嘗祭の時の献上記録が残る。神宮寺として「上の坊」があった。1910年(明治43年)為志神社を合祀(戦後、旧地に復興)。(日本歴史地名大系)