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衣奈八幡神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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+ | |応神天皇の胞衣塚に鎮座する八幡宮。応神天皇行在所旧跡。石清水八幡宮衣奈別宮。 | ||
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+ | *[[応神天皇旧跡]] | ||
+ | *[[石清水八幡宮別宮]] | ||
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+ | ==概要== | ||
'''衣奈八幡神社'''は、応神天皇の胞衣塚に鎮座する八幡宮。紀伊上陸のときの行在所旧跡。[[石清水八幡宮]]別宮。主祭神は「誉田別命、息長足姫命、比売大神」である(『和歌山県神社誌』)。『衣奈八幡縁起』によれば、応神天皇が紀伊水門に上陸したとき、岩守というものがこれを迎えて、この地に導いて行在所を建てたという。そして、応神天皇の胞衣を納めたという。860年(貞観2年)、その跡地に社殿を建立したのが衣奈八幡神社の創建とされる。石清水八幡宮の別宮として衣奈荘の鎮守にもなった。中世には湯川氏の崇敬を受けた。1585年(天正13年)に戦火により焼失、のち徳川頼宣が再建した。神宮寺の'''極楽寺'''ほか6坊があり、社家12、神子3、社僧20がいたという。社殿の傍らに'''胞衣塚'''がある。境内社として若宮八幡神社、武内宿祢神社などがある。(『和歌山県神社誌』) | '''衣奈八幡神社'''は、応神天皇の胞衣塚に鎮座する八幡宮。紀伊上陸のときの行在所旧跡。[[石清水八幡宮]]別宮。主祭神は「誉田別命、息長足姫命、比売大神」である(『和歌山県神社誌』)。『衣奈八幡縁起』によれば、応神天皇が紀伊水門に上陸したとき、岩守というものがこれを迎えて、この地に導いて行在所を建てたという。そして、応神天皇の胞衣を納めたという。860年(貞観2年)、その跡地に社殿を建立したのが衣奈八幡神社の創建とされる。石清水八幡宮の別宮として衣奈荘の鎮守にもなった。中世には湯川氏の崇敬を受けた。1585年(天正13年)に戦火により焼失、のち徳川頼宣が再建した。神宮寺の'''極楽寺'''ほか6坊があり、社家12、神子3、社僧20がいたという。社殿の傍らに'''胞衣塚'''がある。境内社として若宮八幡神社、武内宿祢神社などがある。(『和歌山県神社誌』) |
2011年4月4日 (月) 時点における版
衣奈八幡神社 えな はちまん じんじゃ | |
概要 | 応神天皇の胞衣塚に鎮座する八幡宮。応神天皇行在所旧跡。石清水八幡宮衣奈別宮。 |
所在地 | 和歌山県日高郡由良町衣奈669 |
所在地(旧国郡) | 紀伊国日高郡 |
社格など | 村社 |
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概要
衣奈八幡神社は、応神天皇の胞衣塚に鎮座する八幡宮。紀伊上陸のときの行在所旧跡。石清水八幡宮別宮。主祭神は「誉田別命、息長足姫命、比売大神」である(『和歌山県神社誌』)。『衣奈八幡縁起』によれば、応神天皇が紀伊水門に上陸したとき、岩守というものがこれを迎えて、この地に導いて行在所を建てたという。そして、応神天皇の胞衣を納めたという。860年(貞観2年)、その跡地に社殿を建立したのが衣奈八幡神社の創建とされる。石清水八幡宮の別宮として衣奈荘の鎮守にもなった。中世には湯川氏の崇敬を受けた。1585年(天正13年)に戦火により焼失、のち徳川頼宣が再建した。神宮寺の極楽寺ほか6坊があり、社家12、神子3、社僧20がいたという。社殿の傍らに胞衣塚がある。境内社として若宮八幡神社、武内宿祢神社などがある。(『和歌山県神社誌』)