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西厳寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年12月3日 (月)
西厳寺(さいごんじ)は長野県長野市長沼大町にある浄土真宗寺院。真宗大谷派。磯部六寺の一つ。通称は西巌寺、長沼西厳寺。安養院と号す。山号は成田山。
歴史
成田政晴という人物が親鸞に帰依し、空晴と名乗って下総国磯部に創建。1338年(延元3年/暦応1年)、3世空念が信濃国水内郡の駒沢兵部少輔に招かれ、堂宇を建立。7世空因が伽藍整備して規模を拡張。1472年(文明4年)、蓮如が滞在したという。1552年(天文21年)、本願寺証如から親鸞像が下賜された。1568年(永禄11年)、武田信玄から安堵状。1598年(慶長3年)、上杉景勝に従い、会津に移転するが、まもなく帰還した。子院20寺があったが、証名寺・徳乗寺・西光寺・勝念寺が残る。(日本歴史地名大系)