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近江・興聖寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年3月2日 (火)
興聖寺(こうしょうじ)は、滋賀県高島市朽木岩瀬(近江国高島郡)にある曹洞宗寺院。本尊は釈迦如来。道元が創建した深草・興聖寺を継承しているともされる。朽木興聖寺。山号は高巌山。 (参考:同名寺院興聖寺)
歴史
1243年(寛元1年)、朽木氏の祖の佐々木信綱の下に道元が来訪し、寺を建てたのが始まり。道元はこの地が京都興聖寺に似ていることから興聖寺と名付けたという。 朽木氏の菩提寺で、歴代の墓がある。
1729年(享保14年)、秀隣寺の地に移転。この地は朽木氏の館跡という。秀隣寺は各地を転々として今は朽木野尻にある。 1528年(享禄1年)の三好長慶の乱で朽木氏を頼って将軍足利義晴が朽木館に避難している。 (『日本歴史地名大系』)