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飛騨大神宮
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年8月3日 (木)
飛騨大神宮(ひだ・だいじんぐう)は岐阜県高山市堀端町にある伊勢信仰の神社。神宮教の教会に由来する。祭神は天照皇大神・豊受大神・天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神・天田力雄神・火迦具土神。のち境内に飛騨護国神社が創建される。現在は黄金神社・祖霊殿社と共に合祭殿内に祀られている。中教院大神宮、忠孝苑大神宮とも。
歴史
- 1874年(明治7年):桜山八幡宮に仮小教院が設置された。これが前身となる。
- 1875年(明治8年):大教院解散にともない、神道事務局傘下の小教院となる。
- 1876年(明治9年):神宮教の「高山神宮教会所」を開設。
- 1879年(明治12年)4月21日:「中教院大神宮」鎮座。初期の神道大教院・東京大神宮と同じく、神道事務局や神宮教などの諸施設が併設された状態と思われる。国の制度としての大教院は廃止された後なので、神道大教院に対する地方の中教院を意味するとも推測されるがはっきりしない。
- 1899年(明治32年):神宮教解散・神宮奉斎会設立にともない、神宮奉斎会高山支部となる。同年、飛騨三郡神職取締所が設置。
- 1900年(明治33年):岐阜県皇典講究分所飛騨国支所(皇典講究所の地方機関)が設置された。
- 1909年(明治42年):隣接して飛騨招魂社創建。
- 1929年(昭和4年):岐阜県皇典講究分所飛騨国支所が廃止。
- 1931年(昭和6年):社殿改築。この時から忠孝苑大神宮と称す。
- 1945年(昭和20年):神宮奉斎会の「高山奉斎所」と称す。
- 1946年(昭和21年):一般神社として宗教法人に移行するとともに飛騨大神宮と改称。
- 1993年(平成5年):忠孝苑合祭殿を造営し遷座する。
(飛騨護国神社ウェブサイト)