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願証寺関連旧跡
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年12月18日 (火)
目次 |
一覧
前身寺院
後継寺院
- 長島願証寺:跡地は長良川改修で水没。
- 近江・願証寺:滋賀県蒲生郡日野町村井。真宗大谷派。敗北後、顕忍の子の准恵は蟄居した近江国日野に願証寺を創建。一説には1583年(天正11年)に顕忍が創建したともいう。准恵は顕忍の弟ともいう。1756年(宝暦6年)の日野大火で全焼。のち再建。
- 本願寺名古屋別院:愛知県名古屋市中区門前町。浄土真宗本願寺派。1584年(天正12年)頃、織田信雄の命で日野にいた准恵が清洲に再興。桑名にも再興された後はその掛所となった。慶長年間、清洲越しで名古屋に移転。1718年(享保3年)、西本願寺の掛所となる。1876年(明治9年)、名古屋別院と改称。
- 桑名・願証寺:三重県桑名市伝馬町。こちらも1586年(天正14年)頃、准恵が豊臣家から寺地を得て再興したと伝わる。1715年(正徳5年)、本願寺末から高田専修寺末に転派を図った騒動で衰退。のち廃絶。伝馬公園が跡地。
- 松阪・願証寺:三重県松阪市日野町。真宗高田派。元は本願寺末。1590年(天正18年)、日野願証寺を移したという。
- 又木・願証寺:三重県桑名市長島町又木。浄土真宗本願寺派。1634年(寛永11年)に桑名願証寺の僧が創建した祐泉寺が起源。承応年間に誓来寺と改称。1715年(正徳5年)、桑名願証寺末を離れ、誓来寺兼帯願証寺を称した。1876年(明治9年)、願証寺と改称した。
- 平尾御坊願証寺:岐阜県不破郡垂井町平尾。浄土真宗東本願寺派。元は真徳寺と言ったが1773年(安永2年)、東本願寺は願証寺の名を与えた。美濃国分尼寺跡地と推定されている。
- 大垣御坊真宗大谷派大垣別院:岐阜県大垣市伝馬町。真宗大谷派。元は平尾御坊の掛所。本寺の改称に合わせて願証寺を称した。独立寺院になって以来、開闡寺と称す。