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チベット仏教
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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2025年9月27日 (土) 時点における版
チベット仏教は、北伝仏教の流れの一つで、特に密教を伝えている。チベット、モンゴル、ブータン、ネパール、インド・シッキム地方、インド・ラダック地方に分布する。特定の高僧を仏の化身と見做し、世代を超えて転生するという転生活仏制度を特色とする。寺院はゴンパやラカンと呼ばれ、独自の建築様式を持つ。
中央アジアに広がる。ブータンでは現在も国教的地位を占め、国家としてはドゥク派を、民間ではニンマ派を信仰している。
目次 |
歴史
モンゴル国
1936年から1939年にかけてスターリンの指示で仏教弾圧が行われた。約900寺が外モンゴルにあったがほとんどが廃滅し、ガンダン寺など一部を残して博物館に転用されるなどした。反革命罪で2万人の僧が銃殺されたという。(嘉木揚凱朝「文化大革命後のモンゴル仏教の様態」[1])
一覧
- アチェンガル寺
- アルチ寺院
- デルゲ寺
- ダブディ寺院
- タントゥク寺
- タボ寺院
- トリン寺
- カチャル寺
- サンガチューリン寺院
- サンドペルリ寺
- ゴムコラ寺
- クルジェ寺
- キチュ寺
- ラルン寺
- ラルンガル寺
- ラマユル寺院
- ラプラン寺
- ヤンパチェン寺
- ピャン寺院
- ナムギャルツェモ寺院
- タボ寺
- サンプ寺
- サンドペルリ寺
- ジャンペ寺
- ジョナン寺
- ソンツェリン寺
- タクツァン寺
- タクテンプンツォクリン寺
- タクルン寺
- タシディン寺院
- チャムパリン寺
- チャンガンカ寺
- ツェルグンダン寺
- ツクラカン寺院
- ドゥプトプ寺
- ナルタン寺
- ニャルマ寺院
- パンリザンパ寺
- ペマヤンツェ寺院
- ラデン寺
- 蔵王陵
- 文成公主廟
- チョモラリ山
- タシチョゾン宮殿
- 三神山
- 梅里雪山
- 白居寺
- 大護国仁王寺
- エンチェイ寺院
- グゲ王宮
- シャンション寺
- メモルアルチョルテン
- オトゴンテンゲル山:モンゴル。山自体が金剛手菩薩の化身。1779年、清の皇帝の命令で祭祀が始まる。1924年の社会主義政権成立まで続く。2004年4月から大統領参加の祭祀が始まる。
中国
宗派
- ゲルク派
- ニンマ派:パドマサンバヴァを開祖とする。
- カギュ派:マルパと、チベットの詩聖とされるミラレパを開祖とする。
- シャン派:キュンポ・ケートゥプ。教団は現存しない。
- タクポ派:ガムポパ系の総称
- ツェル派:ガムポパの弟子ツゥンドゥー・タクパ。
- バロム派:
- カルマ派:最大流派。ガムポパの弟子トゥースム・キェンパ。
- パクモドゥ派:ガムポパの弟子ドルジェギェルポ。政権を築く。
- ディクン派:ドルジェギェルポの弟子リンチェン・ベル。1285年から1291年まで元朝に反乱を起こすが鎮圧される。
- ドゥク派:ドルジェギェルポの孫弟子のツァンパ・ギャレー、イェシェー・ドルジェ。
- 北ドゥク派:
- 南ドゥク派:ガワン・ナムゲル。ブータン王国の国教。
- タクルン派:タンパ・チェンポ。
- ヤーサン派:教団は現存しない。
- トプ派:教団は現存しない。
- シュクセプ派:教団は現存しない。
- イェル派:教団は現存しない。
- マルツァン派:教団は現存しない。
- リンプン派:
- サキャ派:政権を築く。
- ゴル派:クンガーサンポ(1382-1456)が開祖。
- ツァル派:ロセル・ギャツォ(1502-1566)が開祖。
- コンカル派:クンガー・ナムギェル(1432-1496)が開祖。ゾン派とも。
- カダム派:アティーシャ、ドムトゥンが開祖。
- ジョナン派:チョナン派
化身ラマ
化身ラマはチベット仏教独自の法統の継承制度と信仰。所定の手続きに従い、継承者を決める。カルマパに始まるという。全ての宗派が採用しているわけではなくサキャ派座主は転生制度を採用せず、一族の世襲。チベット語ではトゥルク、モンゴル語ではフビルガンと呼ばれる。中国語では俗に活仏といい、未成年の時には霊童と呼ぶ。尊称としてリンポチェやホトクトを用いることもある。転生ラマとも。
チベット
- ダライ・ラマ(Dalai Lama、達頼喇嘛):ゲルク派:トゥルナン寺:ツクラカン寺_(ダラムサラ):チベット仏教およびチベットの最高指導者で法王とも呼ばれる。ゲルク派の首位。インドに亡命。観音菩薩の化身。
- パンチェン・ラマ(Panchen Lama、班禅喇嘛):ゲルク派:タシルンポ寺:(亡命タシルンポ寺?):阿弥陀如来の化身。ダライラマと中国政府が別の人物を指名して2人いることになっている。
- アジャ・ホトクト(Arjia Hotogtu、阿嘉呼図克図):ゲルク派:タール寺:アメリカ?:開祖ツォンカパの父親の転生。
- カルマパ(Karmapa、噶瑪巴):カギュ派:ツルプ寺:ルムテク寺:カルマ派(カギュ派の中の最大派閥)の教主。観音菩薩の化身。黒帽ラマと呼ばれる。
- シャマルパ(Shamarpa、夏瑪巴):カギュ派:ヤンパチェン寺:ルムテク寺?:カルマ派の次席僧侶。阿弥陀如来の化身。赤帽ラマ。
- タイシトゥ(Tai Situ、大司徒)
ブータン
- ガンテ・トゥルク(Gantey Tulku):ガンテ寺院座主。
モンゴル
ジェプツンダンバ・ホトクトが外モンゴルの首座、清朝国師を務めたジャンギャ・ホトクトが内モンゴルの首座にあったがジェプツンダンバへの崇敬は全モンゴルに行き渡っていたという。清朝時代には朝廷は、多くの信者(シャビナル)を抱える有力な化身ラマに対して行政権を与えた。この時渡した証書を「印信」と呼び、行政権を持つ「印信ホトクト」は清末までに外モンゴルだけで13人いたという。
- ジェプツンダンバ・ホトクト(Jebtsundamba Khutuktu、哲布尊丹巴呼図克図):ゲルク派:イヘフレー:ー:外モンゴルでの最高指導者。ターラナータの転生とされる。印信ホトクト。移動式寺院のイレフレーが拠点であり、やがて定着してガンダン寺となり、その周辺に形成されたのが現在の首都ウランバートルである。モンゴル独立時には一時的に君主ともされた。通称ボグドゲゲーン、オンドゥルゲゲーン。
- ザヤ・パンディタ・ホトクト(Zaya Pandita Khutuktu、咱雅班第達呼図克図):外モンゴル二位?印信ホトクト。ハルハ三大化身僧の1人。1世のロサンチンレー(1642-1715)はジェプツンダンバ1世の弟子。オイラトのザヤ・パンディタの名にちなんで名付けられたという。1701年頃、現在のブルガンスムにザインフレー寺を創建。1737年、遊牧ラマ旗が認められる。通称ザインゲゲーン。ノヨン・フトクト。「ザインゲゲン伝考証」[2]
- エルデニ・パンディタ・ホトクト(Erdeni Pandita Khutuktu):外モンゴル3位?印信ホトクト。ハルハ三大化身僧の1人。1世のロサンテンジンギェルツェン(1639-1703)はジェプツンダンバ1世の弟子。1662年、「エルデニ・パンディタ・ホトクト」号をジェプツンダンバから賜る。1681年寺院創建。1691年、康熙帝から「エルデニ・パンディタ・ホトクト」号を改めて賜る。1694年、ジェプツンダンバから新たに「ケンボーノモンハーン」号を授けられる。フトクトまたはラムインゲゲーンと呼ばれるのはこれ以降のことという。通称ラミンゲゲン、ラミンゲゲーン、ラマインゲゲーン。ラミンゲゲーン寺が拠点。エルデネ・バンディッタ・ホトクト。「ラマインゲゲーン考」[3]
- ジャルハンズ・ホトクト(Jalkhanz Khutagt、扎勒堪扎呼図克図):印信ホトクト。ウリヤスタイを拠点とする。モンゴル独立時には首相となった。
- ナローバンチェン・ホトクト(那魯班禅呼図克図):ナローバンチェン寺院:ハルハ十三大化身ラマの1人。6世プレヴジャブは1937年弾圧の凶弾に倒れた。7世ダンザンルフンデブ(1993-)。モンゴル科学技術大学卒。ナルバンチン?ナロバンチン?印信ホトクト?
- ディロワ・ホトクト(Diluv Khutagt、迪魯瓦呼図克図):ナローバンチェン・ホトクト5世の次席。5世(1884―1965)は、アメリカに亡命してモンゴルの国連加盟のためにロビー活動を展開。
- ツェレンドンドブ?:ミラレパの化身。ミロ聖
- ヤルゴーグスン・ホトクト・ロブサンサンドブ:印信ホトクト。
- チン・スジクト・ノモン・ハン:印信ホトクト。
- ノモン・ハン・ホトクト:印信ホトクト?
- ハンバ・ノモン・ハン?
- ノモン・ハン・エルデニ・ハンバ?
- エルデニ・メルゲン・ノヤン・ホトクト:印信ホトクト。
- ユグゼル・ホトクト:印信ホトクト。
- ナラン・ホトクト:印信ホトクト。
- シバ・シレート・ホトクト:印信ホトクト。
- ノヤン・ホトクト:印信ホトクト。
- ゲレグ・ノヤン・ホトクト?
- ホトクト・ザサグ・ラマ
- サマディ・バクシ?
- ジャンギャ・ホトクト(章嘉呼図克図、Changkya Khutukhtu):内モンゴル第一の化身ラマ。清朝の国師。
- ガンジュルワ・ホトクト(甘珠爾巴呼図克図):内モンゴルの高位転生ラマ。