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七処伽藍

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年8月27日 (日)

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七処伽藍は韓国慶尚北道慶州市にあった新羅時代の七つの主要な仏教寺院。 『三国遺事』阿道条などに「七処伽藍之墟」として記載される。新羅に仏教が伝来する以前から伽藍があったと伝えられている。歴史的には仏教伝来以前からの在来信仰の聖地だったという見方もされている。過去七仏信仰と結び付いたとも考えられている。 『新羅殊異伝』では「七法住之処」と記される。

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七処伽藍
寺名 遺事の地名 所在地 概要
1 興輪寺 天鏡林 慶尚北道慶州市沙正洞か 新羅初の仏教寺院とされる。慶州工業高校付近が跡地と考えられている。他に候補地として1980年代に再建された同名寺院付近の寺院遺跡(霊廟寺跡とも)もある。
2 永興寺 三川岐 慶尚北道慶州市沙正洞か 興輪寺の近くにあったという。
3 皇龍寺 龍宮南 慶尚北道慶州市九黄洞 新羅官寺の首位。黄龍寺とも。
4 芬皇寺 龍宮北 慶尚北道慶州市九黄洞 法性宗(三論宗)の根本道場。新羅五教本寺の一つ。現存。
5 霊廟寺 沙川尾 慶尚北道慶州市士亭洞か 再建興輪寺付近の寺院遺跡と考えられている。霊妙寺。
6 四天王寺 神遊林 慶尚北道慶州市排盤洞 統一新羅時代の寺院。
7 曇厳寺 婿請田 韓国慶尚北道慶州市塔洞 新羅初代赫居世王らを葬る慶州五陵の南側にあった。

資料

  • 李興範2004「新羅時代の「七處伽藍之墟」について」[1]
http://shinden.boo.jp/wiki/%E4%B8%83%E5%87%A6%E4%BC%BD%E8%97%8D」より作成

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