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法蔵寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2017年8月13日 (日)
(三河・法蔵寺から転送)
法蔵寺(ほうぞうじ)は、愛知県岡崎市にある浄土宗の檀林寺院。松平家・徳川家ゆかりの寺院。本尊は阿弥陀如来。三河十二本寺の一つ。浄土宗西山深草派。山号は二村山。
歴史
行基もしくは空海の創建を伝え、出生寺といった。源頼義、源義家が戦勝祈願。至徳2年(1385)、京都円福寺の教空龍芸が浄土宗に改め、法蔵寺と改称した。あるいは応永2年(1395)、松平泰親が松平親氏の菩提寺として創建したともいう。永享4年(1432)、足利義教の祈願所となる。宝徳3年(1451)、後花園天皇の勅願所となる。代々松平家の庇護を受けた。塔頭に嘉勝軒と威徳院があり、嘉勝軒は徳川家康が幼少時代に学んだ場所でもある。境内には法蔵寺東照宮の他、松平広忠の墓や近藤勇の首塚がある。(『日本歴史地名大系』)