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京都・尊勝寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年9月15日 (木)
尊勝寺(そんしょうじ)は平安京郊外の白河殿に付属した堀河天皇の御願寺。六勝寺の一つ。現在のロームシアター京都(京都会館)の周辺にあった。西に得長寿院、東に京都・最勝寺があった。(参考:同名寺院尊勝寺)
歴史
1102年(康和4年)7月21日に落慶。金堂、講堂、鐘楼、経蔵、中門、廻廊、東西五重塔、薬師堂、灌頂堂、尊勝陀羅尼堂、五大堂、観音堂が建ち並んだ。さらに1105年(長治2年)12月19日には阿弥陀堂、准胝堂、法華堂が加わった。1129年(大治4年)12月16日には「御堂」が完成。1174年(承安4年)8月6日に焼失。1185年(文治1年)7月9日の地震で、講堂、五大堂などが倒壊。1267年(文永4年)、亀山天皇の勅で円爾が修復。
1959年(昭和34年)以来、何度も発掘調査が行われており、遺構が出土している。 ロームシアター京都の前の二条通沿いに跡地を示す石碑がある。 (国史大辞典、日本歴史地名大系)