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北野斎場
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2019年5月1日 (水)
北野斎場は、平安京郊外の北野にあった臨時の祭場。八神殿や稲実殿などがあった。大嘗祭にあたって供物が収められ、調進が行われた。臨時で設けられ、大嘗祭当日(11月下卯)に即日撤去された。後世には廃絶したが、『明徳記』に「北野ノ森ヲ背ニシテ、大嘗会畠ニ陣ヲ取ル」とあり、「大嘗会畠」の地名が残っていた。京都府京都市上京区若松町が推定地(日本歴史地名大系)。近くの紙屋川では荒見川祓が行われた。北野天満宮や平野神社に近い。在京斎場、京斎場、斎場院とも。斎庁所も同一か。
施設
- 八神殿:祭神は御膳八神。悠紀主基の斎田にも八神殿が設けられた。
- 稲実殿:大嘗祭斎田から集められた供物を保管。いなのみどの。
- 高萱片葺御倉
- 酒殿:白酒・黒酒を醸造。