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大日本神祇会

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年5月15日 (土)

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大日本神祇会は全国規模の神職団体。神社本庁の前身団体の一つ。全国神職会から改称。

皇典講究所内に事務所があった。 各府県神職会の成立とは直接の関係はない。各府県神職会は各府県皇典講究分所と関連して設置された各府県神職取締所が起源。大正以降に各府県神職会と関係を結んでいった。 1932年(昭和7年)に建設した全国神社会館は戦後は神社本庁の庁舎となった。

目次

歴史

  • 1889年(明治22年)11月:各府県神職代表者の会同
  • 1890年(明治23年)春:有志神職連盟の会同。
  • 1890年(明治23年)11月:神官集議所の結成
  • 1891年(明治24年)1月:神祇官復興の必要性を衆議院議員に働きかける。
  • 1891年(明治24年)4月:新たに設立された官国幣社宮司総代会事務所に神官集議所を併置。
  • 1898年(明治31年)10月:全国神職同盟会設立。
  • 1898年(明治31年)11月15日:全国神職同盟会の臨時会を開催。この時「臨時全国神職会約則」が決議可決され、全国神職会の設立とみなされた。平田盛胤、久保悳鄰、高階幸造、丹治経雄、塙豊樹、佐伯有義、立花照夫ら25人が発起人。事務所は飯田町の皇典講究所近くに置かれた。
  • 1899年(明治32年)8月:『全国神職会会報』発刊。
  • 1900年(明治33年)6月:事務所を皇典講究所内に設置。一時、靖国神社虎ノ門金刀比羅宮に移転したこともある。
  • 1921年(大正10年):機関誌を『皇国』に改題。
  • 1926年(昭和1年):財団法人となる。
  • 1930年(昭和5年):機関誌を『皇国時報』に改題。
  • 1932年(昭和7年)8月:全国神社会館を建設し、事務所移転。
  • 1941年(昭和16年)7月14日:大日本神祇会と改称。
  • 1946年(昭和21年)2月3日:皇典講究所神宮奉斎会と合併して神社本庁に統合。

組織

会長

  • 大原重朝(1848-1918)<>:
  • 佐々木高行(1830-1910)<>:高知藩士。
  • 鍋島直大(1846-1921)<>:佐賀藩主。
  • 小橋一太(1870-1939)<>:官僚・政治家。
  • 江木千之(1853-1932)<>:官僚・政治家。岩国藩士の子。1853年(嘉永6年)生。1932年(昭和7年)死去。国学院大学学長。全国神職会では全国神社会館の建設に尽力する。1932年(昭和7年)8月23日死去。
  • 水野錬太郎(1868-1949)<>:官僚・政治家。神社局長。

資料

  • 照本亶「全国神職会沿革概要」
  • 太田真一『全国神職会沿革史要』
  • 藤本頼生「照本亶と『皇国』」
http://shinden.boo.jp/wiki/%E5%A4%A7%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%A5%9E%E7%A5%87%E4%BC%9A」より作成

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