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宗廟 (新羅)
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年8月15日 (火)
宗廟は王都慶州にあった新羅王室の宗廟。始祖廟と同一の可能性もあるが、本サイトでは別個の施設だと考える。五廟制度が定められた。新羅国王は朴氏の赫居世王が建国し、朴氏、昔氏、金氏の3氏が交代で即位してきたとされる。始祖廟は朴氏の廟であるため、17世奈勿王以来、王位をほぼ独占した金氏が別個に宗廟を設けたという見方もできる。
奉斎
- 三国史記による。
- 恵恭王代は「祭祀志」に基づく。宣徳王代は「新羅本紀」の元聖王代の785年2月条に基づく。
- 「太祖大王」「始祖大王」は金氏の祖の13味鄒王とするのが定説ではあるが、17奈勿王(王統が変わった宣徳王の直系の祖)説、1赫居世王説、金閼智(味鄒王の遠祖)説もある。
- 801年2月、太宗大王廟と文武大王廟を別に設けた。
国王 | 年代 | 奉斎1 | 奉斎2 | 奉斎3 | 奉斎4 | 奉斎5 |
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31神文王 | 687年4月 | 太祖大王 | 高祖父:25真智大王 | 曽祖父:文興大王(追尊) | 祖父:太宗大王(29武烈王) | 父:30文武大王 |
36恵恭王 | 不詳 | 13味鄒王 | 太宗大王(29武烈王) | 高祖父:30文武大王 | 祖父:33聖徳大王 | 父:35景徳大王 |
37宣徳王 | 推定 | 始祖大王 | 太宗大王(29武烈王) | 30文武大王 | 母系祖父:33聖徳大王 | 父:開聖大王(追尊) |
38元聖王 | 785年2月 | 始祖大王 | 太宗大王(29武烈王) | 30文武大王 | 祖父:興平大王(追尊) | 父:明徳大王(追尊) |
40哀荘王 | 801年2月 | 始祖大王 | 高祖父:明徳大王(追尊) | 曽祖父:38元聖大王 | 祖父:恵忠大王(追尊) | 父:39昭聖大王 |