ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
山内寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年3月21日 (土)
山内寺(やまうちじ)は鹿児島県出水市野田町下名(薩摩国出水郡)にあった天台宗寺院。本尊は阿弥陀如来。性空が創建。廃絶。西性院。山号は亀翁山。
歴史
性空の創建と伝える。寺名は古代の山内郷、中世の荘園「山門院」に由来するとみられる。 島津家初代の島津忠久が薩摩に入国したときに祈願所としたと伝える。 1587年(天正15年)豊臣秀吉の兵火で焼失。 薩州家島津忠辰が祈願所を成願寺に移したため衰微。江戸時代はそばの熊野神社別当を務めた。明治初年の廃仏毀釈で廃絶した。 1677年(延宝5年)の俊寛の碑が現存する。俊寛が喜界島から帰り、山内寺で死去したという伝説がある。 (日本歴史地名大系)