出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年9月16日 (土)
妙安寺(みょうあんじ)は、平城京にあった聖徳太子ゆかりの古代寺院。聖徳太子建立七寺の一つとされる。葛城氏の氏寺とも言われる。葛木寺。葛木尼寺。葛城寺。(参考:同名寺院妙安寺)
歴史
元は葛城に由来となる寺院があったらしい(葛城・妙安寺)。飛鳥では豊浦寺の西北もしくは西にあったという(飛鳥・妙安寺)。橿原市和田の飛鳥時代の古瓦の出土地点が跡地ではないかという(和田廃寺)。平城京では左京五条六坊五坪にあった。宝亀11年(780)、伽藍が全焼(『続日本紀』)。飛鳥の旧地にも寺院は残ったらしい。(『国史大辞典』)