出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2019年8月2日 (金)
新大仏寺(しんだいぶつじ)は、三重県伊賀市富永(伊賀国山田郡)にある真言宗寺院。本尊は毘盧舎那如来。東大寺七別所の一つ伊賀別所として重源が創建。真言宗智山派。山号は五宝山・御宝山。東大寺関連旧跡も参照。
歴史
1202年に創建。
巨大な阿弥陀如来が快慶により造立されたが、のち頭部を残して崩壊。毘盧舎那如来として再造された。
毘盧舎那如来は収蔵庫にあり、旧来の大仏殿には釈迦如来、旧来の上人堂には阿弥陀如来を祀る。
大仏殿の背後の岩窟には不動明王がある。
(『日本歴史地名大系』)