出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年3月29日 (日)
不断光院(ふだんこういん)は京都の上立売通新町下ル(京都府京都市上京区近衛殿表町)の近衛殿桜御所にあった浄土宗寺院。近衛家の持仏堂。清浄華院末。十二光院の一つ。(参考:同名寺院不断光院)
歴史
創建不詳。1702年(元禄15年)執筆の『山州名跡志』に記述がある。廃絶も不詳。
永禄年間、近衛信輔が薩摩に下向した時に不断光院住職の浄蓮社芳渓清誉(生没年不詳)も随行し、島津忠良・貴久・義久が帰依。1562年(永禄5年)、清誉を開山として島津家15代の島津貴久(1514-1571)が薩摩・不断光院を創建した。