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鈴鹿・椿岸神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年12月3日 (土)
椿岸神社(つばききし・じんじゃ)は、三重県鈴鹿市山本町(伊勢国鈴鹿郡)の椿大神社境内にあるアメノウズメを祀る神社。祭神は「天之鈿女命、太玉命、天之児屋根命」。官社論社。無格社。椿岸大明神。
現在の椿大神社では別宮と位置付け、「天之鈿女命本宮」と称している。椿大神社を上椿社というのに対して、椿岸神社は下椿社と呼ばれた。山本町は伊勢国鈴鹿郡だが、『延喜式』神名帳では三重郡とある。官社論社には他に三重県四日市市の椿岸神社がある。
- 椿大神社と同じ垂仁天皇27年の創建と伝える。
- 椿大神社の東600mの「字本堂」の地にあったが、1907年(明治40年)11月19日に本社に合祀。旧地に石碑が立つ。
- 1962年(昭和37年):境内の松蔭霊社跡に小規模に再建。
- 1966年(昭和41年)4月11日:本格的な社殿を造営。同日から本社再建まで椿大神社の仮殿にもなったようだ。台風の倒木を使って造営されたという。
- 秋の例祭では本社の神輿が椿岸神社まで渡御する。