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鹿島御児神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年10月24日 (日)
鹿島御児神社は宮城県石巻市日和が丘(陸奥国牡鹿郡)にある鹿島信仰の神社。祭神は武甕槌命・鹿島天足別命。官社。県社。
標高56mの日和山にある。創建不詳。780年12月、陸奥鎮守副将軍百済王俊哲の奏上で「準幣社」に列したという。 『続日本紀』782年5月20日にある、勲五等、封2戸が授けられた陸奥国の「鹿島神」に当たる可能性がある。 鹿島神宮苗裔神の一つとみられる。中世には石巻城が築かれた。 近世には別当慶学院があった。 明治7年村社。大正10年郷社。昭和10年県社。 平成23年3月、東日本大震災で被災。平成25年8月、倒壊の恐れがあるため、本殿解体。 伊勢山皇大神宮旧本殿(昭和3年造営)を移築。2019年10月14日、正遷座祭。 (『日本歴史地名大系』、神社ウェブサイトほか)