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真宗大谷派新井別院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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+ | 当地の門徒が寛政10年(1798)の東本願寺再建に大きな功績があったことから、20代'''達如'''は再建を発願した19代'''乗如'''の黒衣の御影('''黒衣御影''')を下賜。これを記念してこの地域では農閑期となる豪雪期に「黒衣御影巡教」と称して各集落で法座が設けられている。 | ||
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2015年9月22日 (火) 時点における版
真宗大谷派新井別院(しんしゅうおおたには・あらい・べついん)は、新潟県妙高市にある真宗大谷派の別院。
貞享年間(1684-1687)、新井願生寺と高田浄興寺の間で宗義論争が起きた。願生寺は越後一円と信濃北部に末寺を持つ有力寺院だった。願生寺の国外追放で決着が付いたが、信越地域の門徒の動揺は大きかった。そこで事態を重く見た東本願寺16代の一如は、「異安心」の取り締まりのため、貞享2年(1685)願生寺跡地に新井掛所を設置した。新井御坊とも呼ばれる。たびたび再建を繰り返し、明治12年(1979)に仮堂建立。28年(1895)に現在の本堂が造営された。仮堂も食堂として現存している。恵信尼公堂がある。
当地の門徒が寛政10年(1798)の東本願寺再建に大きな功績があったことから、20代達如は再建を発願した19代乗如の黒衣の御影(黒衣御影)を下賜。これを記念してこの地域では農閑期となる豪雪期に「黒衣御影巡教」と称して各集落で法座が設けられている。