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京都・尊勝寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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+ | file:49C58528-65D7-469D-B8EE-56A6A47C5140.jpeg|右手が成勝寺跡。左手が尊勝寺跡。 | ||
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2021年2月11日 (木) 時点における版
尊勝寺(そんしょうじ)は平安京郊外の白河殿に付属した堀河天皇の御願寺。六勝寺の一つ。現在のロームシアター京都(京都会館)の周辺にあった。西に得長寿院、東に京都・最勝寺があった。(参考:同名寺院尊勝寺)
歴史
康和4年(1102)7月21日に落慶。金堂、講堂、鐘楼、経蔵、中門、廻廊、東西五重塔、薬師堂、灌頂堂、尊勝陀羅尼堂、五大堂、観音堂が建ち並んだ。さらに長治2年(1105)12月19日には阿弥陀堂、准胝堂、法華堂が加わった。大治4年(1129)12月16日には「御堂」が完成。承安4年(1174)8月6日に焼失。元暦2年(1185)7月9日の地震で、講堂、五大堂などが倒壊。文永4年(1267)、亀山天皇の勅で円爾が修復。
昭和34年以来、何度も発掘調査が行われており、遺構が出土している。 ロームシアター京都の前の二条通沿いに跡地を示す石碑がある。 (国史大辞典、日本歴史地名大系)