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興玉神
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年10月6日 (木)
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'''興玉神'''(おきたまのかみ)は、三重県伊勢市宇治館町の[[伊勢神宮]][[内宮]]にある[[興玉信仰]]の神社。祭神は興玉神。[[宮比神]]と共に大宮所(正宮宮域)の地主神という。皇大神宮の[[所管社]]。[[伊勢神宮所管宮社]]の一つ。[[伊勢神宮関連旧跡]]。 | '''興玉神'''(おきたまのかみ)は、三重県伊勢市宇治館町の[[伊勢神宮]][[内宮]]にある[[興玉信仰]]の神社。祭神は興玉神。[[宮比神]]と共に大宮所(正宮宮域)の地主神という。皇大神宮の[[所管社]]。[[伊勢神宮所管宮社]]の一つ。[[伊勢神宮関連旧跡]]。 | ||
三節祭(神嘗祭と6月12月の月次祭)に先立ち、祭祀が行われる。 | 三節祭(神嘗祭と6月12月の月次祭)に先立ち、祭祀が行われる。 | ||
興玉神は、[[宇治土公氏]]の祖神で一般に[[猿田彦神]]とされている。中西正幸は、「原初的には二見ノ浦の夫婦岩から望まれたという[[興玉神石]]を海霊、皇大神宮の御垣内に鎮まる興玉神を地霊、五十鈴川を見下ろす[[興玉ノ森]]を祖霊」と位置付けるとともに、宇治土公氏の祖神とも考えられる[[大土御祖神社]]の遥拝所ともみている。(猿田彦神社社務所編、平成10『猿田彦神社誌』国書刊行会) | 興玉神は、[[宇治土公氏]]の祖神で一般に[[猿田彦神]]とされている。中西正幸は、「原初的には二見ノ浦の夫婦岩から望まれたという[[興玉神石]]を海霊、皇大神宮の御垣内に鎮まる興玉神を地霊、五十鈴川を見下ろす[[興玉ノ森]]を祖霊」と位置付けるとともに、宇治土公氏の祖神とも考えられる[[大土御祖神社]]の遥拝所ともみている。(猿田彦神社社務所編、平成10『猿田彦神社誌』国書刊行会) | ||
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2022年10月6日 (木) 時点における最新版
興玉神(おきたまのかみ)は、三重県伊勢市宇治館町の伊勢神宮内宮にある興玉信仰の神社。祭神は興玉神。宮比神と共に大宮所(正宮宮域)の地主神という。皇大神宮の所管社。伊勢神宮所管宮社の一つ。伊勢神宮関連旧跡。
三節祭(神嘗祭と6月12月の月次祭)に先立ち、祭祀が行われる。 興玉神は、宇治土公氏の祖神で一般に猿田彦神とされている。中西正幸は、「原初的には二見ノ浦の夫婦岩から望まれたという興玉神石を海霊、皇大神宮の御垣内に鎮まる興玉神を地霊、五十鈴川を見下ろす興玉ノ森を祖霊」と位置付けるとともに、宇治土公氏の祖神とも考えられる大土御祖神社の遥拝所ともみている。(猿田彦神社社務所編、平成10『猿田彦神社誌』国書刊行会)