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大土御祖神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年1月20日 (金)
大土御祖神社は、三重県伊勢市楠部町にある神社。祭神は大国玉命、水佐々良比古命、水佐々良比売命。神宮神田所在地と水の守護神。御田植神事のときには舞が奉納される。宇治郷の地主神でもある。 伊勢神宮所管宮社の一つで、伊勢神宮内宮の摂社。伊勢神宮関連旧跡。同域に内宮摂社国津御祖神社、末社宇治乃奴鬼神社、末社葦立弖神社がある。クス尾神社に隣接する。
一説には、大土御祖神社の遥拝所が内宮正宮神域内にある興玉神であり、「大国玉」(おおくにたま)は「興玉」(おきたま)に通じるという。興玉神は猿田彦神のこととされるが、平田篤胤は『古史伝』で猿田彦神は土神であると述べている。
一覧
周辺
- クス尾神社:地元の氏神。
- 神宮神田:伊勢神宮の神饌に供される稲を育てる。伊勢神宮御料地。倭姫命の創設とされる。
- 韓神山:荒木田氏の祖神天見通命を祭る祠がある。
- 弘正寺:南都仏教・真言宗の寺院。叡尊が創建。真言律宗西大寺流。廃絶。伊勢神宮の本地仏である金胎大日如来を奉斎したという。関東祈祷所。興正寺。山号は神護山。
- 皇女の森:斎王稚足姫命が自害した場所。宇治乃奴鬼神社の旧地。