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淳和院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年12月31日 (日)
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*[[松井寺]] | *[[松井寺]] | ||
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*[[西院邦恒堂]]:[[定朝]]の最高傑作とされた阿弥陀如来があり、後世の規範とされたという(『長秋記』) | *[[西院邦恒堂]]:[[定朝]]の最高傑作とされた阿弥陀如来があり、後世の規範とされたという(『長秋記』) | ||
*前帥堂 | *前帥堂 |
2023年12月31日 (日) 時点における最新版
淳和院は、平安京右京(京都府京都市右京区西院高山寺町付近)にあった淳和天皇の離宮。西院とも呼ばれる。寺院化したともいう。鎮守として西院春日神社が祀られた。
淳和院の前身の南池院は平安時代初期には成立。810年(弘仁1年)に嵯峨天皇が行幸しており、このときには既に皇太弟の後の淳和天皇の所有となっていた。833年(天長10年)2月28日、淳和天皇は淳和院で譲位したがこの時、南都の春日大社から分霊して西院春日神社を祀ったという。 淳和上皇はこの地で崩御した。 正子内親王が尼寺にしたともいう(『国史大辞典』) 跡地に浄土宗知恩院派の高山寺がある。
別邸として「松院」があり、やがて寺院化して松井寺になったともいう。