ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
禅宗の流派
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
(版間での差分)
(?日本) |
|||
7行: | 7行: | ||
*[[臨済宗]] | *[[臨済宗]] | ||
*[[曹洞宗]] | *[[曹洞宗]] | ||
- | **[[寂円派]] | + | **[[寂円派]]:道元の弟子で来日僧の寂円を開祖とする。元は道元の兄弟弟子で、共に如浄に学んでいたが、師匠の没後、道元を慕って来日。[[宝慶寺]]を拠点に一派をなした。寂円の弟子の義雲が内紛で混乱していた[[永平寺]]に入り、5世となった。以降、20世門鶴まで寂円派の僧が永平寺の歴代を務めた。 |
- | **[[寒巌派]] | + | **[[寒巌派]]:道元の弟子で[[後鳥羽天皇]]皇子の[[寒巌義尹]]を開祖とする。法皇派ともいう。肥後国河尻庄に[[肥後・大慈寺]]を創建し、九州に流派を形成。 |
- | **[[峨山派]] | + | **[[峨山派]]:事実上の主流派。総持寺2世の[[峨山韶碩]]を開祖とする。 |
***太源流:北陸地方と東海地方 | ***太源流:北陸地方と東海地方 | ||
***通幻流:関東地方と中国・九州地方 | ***通幻流:関東地方と中国・九州地方 |
2017年2月2日 (木) 時点における版
中国
日本
- 臨済宗
- 曹洞宗
- 寂円派:道元の弟子で来日僧の寂円を開祖とする。元は道元の兄弟弟子で、共に如浄に学んでいたが、師匠の没後、道元を慕って来日。宝慶寺を拠点に一派をなした。寂円の弟子の義雲が内紛で混乱していた永平寺に入り、5世となった。以降、20世門鶴まで寂円派の僧が永平寺の歴代を務めた。
- 寒巌派:道元の弟子で後鳥羽天皇皇子の寒巌義尹を開祖とする。法皇派ともいう。肥後国河尻庄に肥後・大慈寺を創建し、九州に流派を形成。
- 峨山派:事実上の主流派。総持寺2世の峨山韶碩を開祖とする。
- 太源流:北陸地方と東海地方
- 通幻流:関東地方と中国・九州地方
- 無端流
- 大徹流
- 実峰流
- 明峰派:明峰素哲を開祖とする。大乗寺と永光寺を拠点とした。
- 宏智派:東陵永璵などによって伝えられた、道元を祖としない曹洞宗の流派。
- 寿昌派:道元を祖としない曹洞宗の流派。来日僧の心越興儔を開祖とする。水戸祇園寺が拠点。やがて道元の系統に吸収された。