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国束寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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国束寺(くづかじ)は三重県度会郡度会町平生にある天台宗寺院。本尊は十一面観音。和宗。山号は福智山。四天王寺関連旧跡。伊勢神宮関連旧跡。 伊勢神宮の西12kmの国束山にある。 601年(推古9年)、聖徳太子が天照大神の神勅を受けて国束山山頂に創建したと伝える。 1674年(延宝2年)、和歌山藩主徳川光貞の寄進で、観音堂と荒神堂を再建。 1953年(昭和28年)、大阪大空襲で焼失した四天王寺復興のため、観音堂を四天王寺阿弥陀堂として聖天堂を四天王寺納骨堂として移築。境内を山麓に移転。旧荒神堂を本堂として、四天王寺の十一面観音を移して本尊とした。
伽藍
山上
- 観音堂:四天王寺に移築。
- 聖天堂:四天王寺に移築。
- 荒神堂:山麓の現境内に移築して本堂として用いている。
- 鐘楼堂:山麓の現境内に移築。
- 夜奈塚:素盞鳴尊の胞衣塚という。
- 白山社:廃絶。
- 八幡社:廃絶。
- 稲荷社:現存。
- 弁天堂:
- 弘法石:山麓