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霊雲寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2017年4月16日 (日) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
霊雲寺(れいうんじ)は、東京都文京区にある真言宗・律宗の本山寺院。本尊は両部2体の大日如来。江戸時代、戒律復興運動の先駆けとなった浄厳が将軍徳川綱吉の帰依を受けて創建した。関東真言律の本寺とされ、西大寺末の江戸触頭だった。新安祥寺流の拠点。現在は真言宗霊雲寺派総本山。宝林山。大悲心院、仏日院。(参考:同名寺院霊雲寺_(同名))
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歴史
浄厳は、名声を聞いた将軍寵臣の柳沢吉保の推薦で徳川綱吉に謁見。江戸駐錫の地として湯島に3500坪を賜り、元禄4年(1691)、霊雲寺を創建。さらに元禄7年(1694)、関八州真言律の本寺と定められた。 元禄10年に結縁灌頂を開き、9万人が集まったという。 翌年1月には国家鎮護のために大元帥法を執り行った。
高崎の頼政神社が一時遷座していたことがある 1879年、勧修寺門跡の釈雲照(渡辺雲照)が真言宗各派の代表を霊雲寺に集め、教学の統一と戒律の復興を図るが、受け入れられなかった。
伽藍と塔頭
- 本堂:金剛界大日如来と胎蔵界大日如来を祀る。右に不動明王、左に愛染明王。
- 祈祷殿:大元帥明王。徳川綱吉直筆の画像だったが関東大震災で焼失。
- 妙極院:台東区池之端にある境外塔頭。浄厳の墓がある。
組織
住職
- 1覚彦浄厳
- 2慧光:東大寺戒壇院長老
- 3慧曦
- 4法明
- 5光海
- 6極妙
- 7霊麟
- 8智明
- 9円海
- 11智定
- 13開塔
- 14智龍
- 15正行
(『霊雲叢書解題』)